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リケジョからの質問

化粧品開発の仕事につくには

こはちゃん
質問日:

2022.11.07

カナダの大学に今年入学した一年生です。
いまは理学部の生命科学科で勉強をしています。2年生になったら専攻を決めるのですが、私は将来日本に帰って化粧品開発の仕事に就きたいと思っているので就職に有利な専攻に行きたいです。
今就職関係なく興味がある専攻は分子生物学と生化学です。同じく化粧品開発に興味がある友達は化学か、製薬じゃないと今の就職難な時代には難しいんではないかと言っていました。ここのウェブサイトには物理専攻で化粧品開発に就職されたリケジョの先輩方もいらっしゃるようですが、分子生物学と生化学のダブルメジャーはどちらも生物系なので就職に不利になると思いますか??
同じく就職に関して、インターンシップをするとしたらどのような職業を経験した方が化粧品開発の就職に有利になりますか?
タウンワークを見てもパッとしないのでLinkedIn で探そうと思うのですがこれは正しいやり方なのでしょうか?

最後に、一般的にお給料がいい企業(三菱商事などの大手)に就職したい場合はバリバリの分子生物学専攻だとあまりアドバンテージにならないと思いますか??

先輩リケジョからの回答1 回答

Riko_
回答日:

2022.12.04

こはちゃんさん、こんにちは!
生命科学系を専攻しているRikoです。
化粧品開発の仕事に就きたいとのことで、明確な目標をもっていらしてとても素敵だなと思います!

まず化粧品開発の就職に有利な専攻についてですが、結論から言うと一概には言えません。
生物系、化学系、製薬系のいずれの専攻にもチャンスはあると思います。
そこで専攻や研究室を絞るにあたって以下の二点を参考にしていただけたらと思います。

①企業の新卒採用募集要項
各企業のHPには採用の募集要項があります。募集要項には「応募資格」が掲載されており、募集している専攻が限られている場合があります。気になる企業の募集要項をご覧になって募集している専攻を確認してみてください。私が化粧品大手企業をいくつか確認した限りでは「理系学部卒以上」または「理系院卒以上」などの要件しかありませんでしたので、専攻に限らず理系卒でしたら募集できるということです。私はまだ就職活動をしていないのでここからは先輩などからの話になりますが、研究職の就職において一番重要なのは専攻や研究内容ではなく「研究にどのように取り組んできたか」という姿勢や「その企業で何を成し遂げたいか」というはっきりとしたvisionを伝えることとのことです。化粧品開発といっても様々な専攻の人がそれぞれの強みを活かして研究しています(物理系などでもファンデーションと光の関係などで携わっている人がいると聞いたことがあります)。生物系、化学系、製薬系であれば誰しも研究開発職に就けるチャンスはあると思いますので、せっかくでしたら興味のある分野に進まれてはいかがでしょうか。

②専攻先の就職状況
理系でしたら研究室などに配属されるかと思います。①で専攻はそこまで関係ないとはいいましたが、やはり研究内容によっては化粧品開発につながりやすい内容、つながりにくい内容があるかと思います。研究室や専攻先のHPに就職先の情報は掲載されている場合が多いですので、就職先の傾向をぜひ調べてみてください。また各専攻や研究室の先輩などに積極的に連絡をとって就職先にどのようなところが多いのか、化粧品関係がいるのか聞いてみてもいいと思います。

続いて化粧品開発に有利なインターンとのことですが、理系であり研究職志望なのであれば大学での勉強や研究活動に注力するのが一番かと思います。ただし就職活動が本格化する直前に各企業は短期のサマーインターンやウィンターインターンを行います(大学3年生夏or修士1年夏など)。これらのインターンは就職に直結したり有利になったりするので参加することをおすすめします。インターンはマイナビなどの就職情報サイトで確認できますよ。

最後に三菱商事などの文系就職についてですが、分子生物学専攻ということがアドバンテージになることはないかと思います。ただし理系学生や理系院生の採用もあると聞きますし、理系学生はまじめであったり論理的思考力の高さが評価されたりしますので、チャンスは十分にあると思います。

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