リケジョからの質問
生物学と農学

(^O^)
質問日:
2011.01.09
公立高校に通う2年生です。
理学部の生物学科を目指しています。
最近三者面談がありました。
模試の結果の生物と化学が悲惨で
目指してる生物がこの点数じゃだめだろと
言われてしまいました。
実際、定期テストの勉強以外の
生物の勉強はしていなかったので
やればできると信じて
対策したいと思ってます。
それに合わせて、
農学部は考えたことないのか?
ときかれました。
考えたことはありますが、
わたしが学びたい、細胞や遺伝子について
研究している学科もあるようでしたが
実習内容などを見ると、
農学だなあ…って感じで
違うと感じました。
逆に生物学科でも、
外に出て虫取りをする
とかを見るとうわ…ってなります。
農学部の魅力を教えていただきたいです!
就職などに関しても
理学部生物学科より
良いのでしょうか?
まとまらない文章ですみません。
よろしくお願いします!
お知らせメールなし
理学部の生物学科を目指しています。
最近三者面談がありました。
模試の結果の生物と化学が悲惨で
目指してる生物がこの点数じゃだめだろと
言われてしまいました。
実際、定期テストの勉強以外の
生物の勉強はしていなかったので
やればできると信じて
対策したいと思ってます。
それに合わせて、
農学部は考えたことないのか?
ときかれました。
考えたことはありますが、
わたしが学びたい、細胞や遺伝子について
研究している学科もあるようでしたが
実習内容などを見ると、
農学だなあ…って感じで
違うと感じました。
逆に生物学科でも、
外に出て虫取りをする
とかを見るとうわ…ってなります。
農学部の魅力を教えていただきたいです!
就職などに関しても
理学部生物学科より
良いのでしょうか?
まとまらない文章ですみません。
よろしくお願いします!
お知らせメールなし
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先輩リケジョからの回答1 回答
ロビン(京都大学大学院農学研究科森林科学専攻)
回答日:
2011.01.15
(^O^)さんこんにちは。かつて理学部か農学部で迷ったこともある農学部の院生のロビンです。
まず生物について
まだ高2ですし、とくに生物は単元ごとに仕切り直しが効きやすい科目なのでいくらでも伸びます。
暗記するものは多いですが、現象一つ一つを筋道立てて理解していけば
それほど苦にならないと思います。頑張ってください!
本題の理学部か農学部ですが、研究内容(野外作業の有無)も就職も、
研究室によって全然違うのでなんとも言えません。
理学部でボルネオのジャングルに長期滞在する様な人もいますし、
農学部で実験室の中で菌を扱うだけの人もいます。
一般的論では…
理学部で「細胞」や「遺伝子」について研究する場合、単純な生物で実験して基本的根本的なことの解明を目指します。
農学部では、学科や研究室ごとに、お酒に関わる菌専門だったり、野菜専門、果物専門、樹木専門、魚専門、畜産専門、というように分かれてきます。
実際にやる実験手法は似たようなものだと思います。
理学部で解明された下等な生物の現象が、高等な植物ではどうなのか実用化できるのか、を農学部で確かめている、という部分もあります。
が、下等な生物で起こっていることが高等な生物でも同じように起こっているとは限りませんし、
そういう理学部の二番煎じな研究をしているようではだめだ!という考え方もあります(笑)
就職活動では、人間性や理系的な考え方ができるかどうかなど重視されますが、
他に、自分が身につけている実験手法や知識も問われます。
この最後の「身につけている知識」の部分で理学部と農学部の差が出るわけですが、
(例えば、お酒の会社だったらお酒の研究をしてきた子の方が若干有利になるでしょう)
そこまで重大ではないと思います。
理学部でも就職できる子はできるし、農学部でも就職できない子はできない、
そんなもんですねぇ。
最後に農学部の魅力、私の場合…
私の研究内容はどちらかといえば理学部よりなのですが、
対象としている試料(樹木)は産業に関わりがあったり日常生活になじみのあるもので
研究を通じて、植林、造園、木工、木築、製紙、楽器、蜂蜜、酒造(酒樽)、伝統工芸、などなど
いろいろな人と知り合い、産業の場にいる人から研究に対する期待の声を直接聞くことができます。
また、研究と関係のない人にも、「研究の話」を簡単にできるので楽しいなぁと思っています。
日々の研究の原動力は社会貢献への意欲よりも自分自身の好奇心を満たしたい意欲の方が大きいですが、
最終的には、たとえ長い道のりであっても自分のやっていることが「直接」社会に役立つ日が来る、というビジョンを持てるところが農学部の魅力だと思います。
まず生物について
まだ高2ですし、とくに生物は単元ごとに仕切り直しが効きやすい科目なのでいくらでも伸びます。
暗記するものは多いですが、現象一つ一つを筋道立てて理解していけば
それほど苦にならないと思います。頑張ってください!
本題の理学部か農学部ですが、研究内容(野外作業の有無)も就職も、
研究室によって全然違うのでなんとも言えません。
理学部でボルネオのジャングルに長期滞在する様な人もいますし、
農学部で実験室の中で菌を扱うだけの人もいます。
一般的論では…
理学部で「細胞」や「遺伝子」について研究する場合、単純な生物で実験して基本的根本的なことの解明を目指します。
農学部では、学科や研究室ごとに、お酒に関わる菌専門だったり、野菜専門、果物専門、樹木専門、魚専門、畜産専門、というように分かれてきます。
実際にやる実験手法は似たようなものだと思います。
理学部で解明された下等な生物の現象が、高等な植物ではどうなのか実用化できるのか、を農学部で確かめている、という部分もあります。
が、下等な生物で起こっていることが高等な生物でも同じように起こっているとは限りませんし、
そういう理学部の二番煎じな研究をしているようではだめだ!という考え方もあります(笑)
就職活動では、人間性や理系的な考え方ができるかどうかなど重視されますが、
他に、自分が身につけている実験手法や知識も問われます。
この最後の「身につけている知識」の部分で理学部と農学部の差が出るわけですが、
(例えば、お酒の会社だったらお酒の研究をしてきた子の方が若干有利になるでしょう)
そこまで重大ではないと思います。
理学部でも就職できる子はできるし、農学部でも就職できない子はできない、
そんなもんですねぇ。
最後に農学部の魅力、私の場合…
私の研究内容はどちらかといえば理学部よりなのですが、
対象としている試料(樹木)は産業に関わりがあったり日常生活になじみのあるもので
研究を通じて、植林、造園、木工、木築、製紙、楽器、蜂蜜、酒造(酒樽)、伝統工芸、などなど
いろいろな人と知り合い、産業の場にいる人から研究に対する期待の声を直接聞くことができます。
また、研究と関係のない人にも、「研究の話」を簡単にできるので楽しいなぁと思っています。
日々の研究の原動力は社会貢献への意欲よりも自分自身の好奇心を満たしたい意欲の方が大きいですが、
最終的には、たとえ長い道のりであっても自分のやっていることが「直接」社会に役立つ日が来る、というビジョンを持てるところが農学部の魅力だと思います。
お礼日時:
2011.01.22
丁寧に回答していただき、
ありがとうございます!
わたしもやはり自分の好奇心の方が
社会貢献よりも勝っていますが
どちらにしろ人のためになることを
将来やりたいです^ω^
農学部も魅力的です…
これを参考にまた
考えてみます。
ありがとうございました!
ありがとうございます!
わたしもやはり自分の好奇心の方が
社会貢献よりも勝っていますが
どちらにしろ人のためになることを
将来やりたいです^ω^
農学部も魅力的です…
これを参考にまた
考えてみます。
ありがとうございました!
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