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リケジョからの質問

薬学部 留学

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質問日:

2018.12.14

私は、薬学部を受けたいと思っていますが、昔から大学生になったら海外留学をしたいというのも思っていました。しかし、色々調べてみると薬学部で留学するのは難しいと知りました。また、薬剤師になっても海外で仕事することは難しく、その夢は諦めたほうがいいようなことがたくさん書いてあったので、少し悩み始めています。
薬学部で留学制度がある大学、もしくは、うまく二つの夢を両立させる方法があったら教えてほしいです。

先輩リケジョからの回答1 回答

基本的に国家ライセンス制の仕事は海外で仕事することができません(例えば日本の弁護士がイギリスで法廷に出るためにはイギリスのライセンスを取る必要があります)。薬剤師も同じです。これは国によって決まりが違ってくるからで、ライセンスは「この人はこの国ではちゃんと仕事ができるぐらい訓練されています」と言う証明書なわけです。イギリスだと医学部を出ただけで自動的に医師ライセンスが来たりするので、質のコントロールにもなっています。

じゃあ、海外に出る方法がないか、と言うとそうでもありません。海外に行く方法は基本的に以下の方法があります。

1.語学留学。これは大学関係なしに自分で語学学校に入る方法です。時間も様々で一年の方もいれば3か月の場合も。いいところは言葉が出来なくても行けること。ネックは費用です(自費)。

2.交換留学。これは大学が提携を持っている大学と学生を交換するシステムで、大抵学費も自分の母校に普通の金額を支払う場合が多いようです。ネックは卒業が遅れる(薬学はその国から認定された学部でないとダメなので、単位も勿論認定されている大学からでないと有効ではない可能性大です)。海外の大学からの単位で認めてもらえるのは教養課程ぐらいかも知れません。ちなみに私が見てきた交換留学生は言葉の試験を母校で全員受けていました。

3.インターンシップ。これは卒業間近ぐらいになると就職訓練として会社で手伝うというプログラムで、大手は結構どこでもやっています。ネックになるのは費用と言語(インターンシップはほとんど給料が出ません)。いいところは就職に有利になるかも?

4.正規留学。これは薬学部を出てから大学院などで海外の大学に正規留学になります。レベル(修士か博士か)によっては生活費支給、学費支給になりますが(博士の場合)、ネックは学力と言語、両方要求されます。就職は研究職か大学の教職オンリーになるかも?修士だと2年ほどですが、博士だと「終わるまで」で10年ぐらいいたりする学生もいます。

最初の3択は結構短期ですが、4は長期(1年以上)になります。ちなみに院レベルでも交換留学はあるようです。

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