リケジョからの質問
獣医か、国際教養系か迷っています。

ren
質問日:
2013.08.19
こんにちは。
私は大阪府の私立に通う高校三年生です。
現在、理系にいて小学生からずっと獣医学部を目指してきたのですが、
中学3年生ごろからヨーロッパや世界の文化に興味を持ちはじめ、今は世界を知って自分の見解を広めたり知識を深めたいと思うようになり、その思いが獣医と同じくらいになっています。
それに加えて、私は京都が大好きで京都の大学に行きたいともずっと思っていました。(京都には、国際教養系のある大学があらます)
そして、獣医師の仕事はなりたいだけでは厳しく体力も要る仕事だと知り、知っていくほど自分のおおざっぱめな性格や動物をの生死を決めることのつらさを考えると自分には厳しいのではないかとも思うようになりました。
どっちに行くかの決め手が見つかりません。今までの夢か、今の自分の気持ちのドキドキとるか、どう決めたらよいでしょうか。
私は大阪府の私立に通う高校三年生です。
現在、理系にいて小学生からずっと獣医学部を目指してきたのですが、
中学3年生ごろからヨーロッパや世界の文化に興味を持ちはじめ、今は世界を知って自分の見解を広めたり知識を深めたいと思うようになり、その思いが獣医と同じくらいになっています。
それに加えて、私は京都が大好きで京都の大学に行きたいともずっと思っていました。(京都には、国際教養系のある大学があらます)
そして、獣医師の仕事はなりたいだけでは厳しく体力も要る仕事だと知り、知っていくほど自分のおおざっぱめな性格や動物をの生死を決めることのつらさを考えると自分には厳しいのではないかとも思うようになりました。
どっちに行くかの決め手が見つかりません。今までの夢か、今の自分の気持ちのドキドキとるか、どう決めたらよいでしょうか。
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先輩リケジョからの回答1 回答
らっしい(麻布大学獣医学部卒)(製薬会社学術・開発)
回答日:
2013.08.30
renさん、こんにちは。
獣医と国際教養系、どちらも魅力的で迷うところですよね。
どちらを選ぶにしても、renさんのご判断で決めるのがベストの選択かと思いますが、私の考えるところをちょっとだけお話致します。
国家試験を通って獣医になった後、例えば何年か畜産の診療をしてから青年海外協力隊に参加する方もいらっしゃいます。国際的な仕事ができないかというとそうでもないわけですが、やはりそこには「獣医として」という前提があるので、仕事の幅が限られていることは否めません。
私もヨーロッパの歴史オタクな部分があって、興味のままに世界史を調べていくと、それが現代につながって、国際政治学になっていきます。恐らく国際教養系もよく似た分野と理解していますが、この分野で一生懸命何かを学び、考えて行動していけば、緒方貞子さんにもなれるし、国際ビジネスパーソンにもジャーナリストにもなれるでしょう。好奇心とバイタリティ次第で様々な道が開ける、面白い分野ですよね。国際教養系の学部にはそういうダイナミズムを感じます。
ただ、国際ジャーナリストが書いた本で科学知識が重要な要素になってくる話題(最近だと、国際アグリビジネス企業が米国や世界を牛耳っていくという内容だったり)を読むと、悲しいかな科学知識が無いゆえの誤解や感情論も見受けられるので、ないものねだりではあるけれど、リケジョ的な下地もあるといいのにと思います。
大学を卒業すると、社会は人にキャリアを求め、人は今まで築いてきたキャリアの延長線上にある仕事を選ぶしかないということが多くなってきます。獣医と国際教養系、両立することが難しいであろう分野のどちらかひとつを選ばなければならない時は必ず来ます。その時のため、両方の分野でどんな仕事があるのか、判断材料をできるだけ多くかき集めてみてください。その上で、自分はどう思うのか、自分自身に問いかければ、答えは出るでしょう。
獣医と国際教養系、どちらも魅力的で迷うところですよね。
どちらを選ぶにしても、renさんのご判断で決めるのがベストの選択かと思いますが、私の考えるところをちょっとだけお話致します。
国家試験を通って獣医になった後、例えば何年か畜産の診療をしてから青年海外協力隊に参加する方もいらっしゃいます。国際的な仕事ができないかというとそうでもないわけですが、やはりそこには「獣医として」という前提があるので、仕事の幅が限られていることは否めません。
私もヨーロッパの歴史オタクな部分があって、興味のままに世界史を調べていくと、それが現代につながって、国際政治学になっていきます。恐らく国際教養系もよく似た分野と理解していますが、この分野で一生懸命何かを学び、考えて行動していけば、緒方貞子さんにもなれるし、国際ビジネスパーソンにもジャーナリストにもなれるでしょう。好奇心とバイタリティ次第で様々な道が開ける、面白い分野ですよね。国際教養系の学部にはそういうダイナミズムを感じます。
ただ、国際ジャーナリストが書いた本で科学知識が重要な要素になってくる話題(最近だと、国際アグリビジネス企業が米国や世界を牛耳っていくという内容だったり)を読むと、悲しいかな科学知識が無いゆえの誤解や感情論も見受けられるので、ないものねだりではあるけれど、リケジョ的な下地もあるといいのにと思います。
大学を卒業すると、社会は人にキャリアを求め、人は今まで築いてきたキャリアの延長線上にある仕事を選ぶしかないということが多くなってきます。獣医と国際教養系、両立することが難しいであろう分野のどちらかひとつを選ばなければならない時は必ず来ます。その時のため、両方の分野でどんな仕事があるのか、判断材料をできるだけ多くかき集めてみてください。その上で、自分はどう思うのか、自分自身に問いかければ、答えは出るでしょう。
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