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リケジョからの質問

研究職について

咲保李
質問日:

2012.11.19

こんにちは。
私は現在山梨の公立高校の一年生です。
先日、文理選択があり理系物理化学に決めました。
教科の中では、特に数学が苦手な自覚があります。

私は将来、何かを研究するような仕事に就きたいと考えています。
しかし、研究職というと狭き門、新しい技術を開発するような仕事、というイメージがあり、自分にはそんなことはできないような気がしてなかなか具体的に考えることができません。
先にも書いたとおり、私は数学が苦手で、所謂数学的な思考というようなことがなかなかできないからです。
問題を一面的にしか捉えられず、中々答えを導き出せないことが多いです。
こんな私でも、しっかり大学の勉強についていって仕事を持てるでしょうか。

また、これは単なる疑問なのですが、例えば海外で活動する機会があった時、言語の問題はどうなるのでしょうか。

先輩リケジョからの回答1 回答

咲保李さん、はじめまして。

現時点でそこまで将来のことを考えられているとは、すばらしいですね!
私なんて勉強はそこそこ、とりあえず遊びまくることしか考えていませんでした…

研究職志望とのことでしたが本気で狙うのであれば、おっしゃる通り本当に厳しい道になると思います。博士号がほぼ必須にもなりますし。

私も大学入学当初は、研究職志望でした。
しかし(ここでは言えないことも多いので具体的な理由には触れませんが)、私なりにいろいろと考えた結果、その道はやめました。諦めたではなく、自分には向いていないと考えたのが正直なところです。
ちなみに「自分には向いていない」と考えたのは、ある分野が苦手だとかそういうのももちろんありますが、一番は「研究」という世界にどうしてもなじめなかったからです。

また、咲保李さんが自覚されているような課題(数学的な思考というようなことが~導き出せないことが多いです)は、研究職に限らず、大人として、社会人として克服していかなければならないことだと思います。
これから少しづつ、乗り越えていければ十分だと思います。
私のまわりを見渡しても、「なぜ、そう一方的にしか考えないんだ?」という、いい年した大人は残念ながらたくさんいます。

若い時からそういったことを自覚することこそが非常に大事であり、咲保李さんはすでにそれができているわけです。

研究職を目指すにせよ何にせよ、将来の社会人として、まずは社会を知りましょう。
これは、特に就職を考えているときにいろんな人から言われ続けてきたことです。
自分の将来考える前に、まずは社会を知れと。

新聞を読む、旅に出る、電車内のサラリーマンの会話を何気なく聞いてみる、 etc.

自分の知らない世界を知ることは本当に勉強になります。あらゆる物事は結局はめぐりめぐってお互い結びついている、という仕組みの一部でも理解できたりすると、それはそれはすっごい面白いです。
日常のちょっとした意識の変化、経験の積み重ねが、視野を広げる、物事を多角的に捉える、考える「引き出し」を増やす、…といった力を自然と身につけさせてくれると思います。

偉そうに言うばかりの私もまだまだ未熟すぎる大人なので、日々が学びです(> <)

最後に、言語の問題について一言。

例として、私が内定をいただいた官公庁では、普段の業務ではほとんど外国語は使いません。 しかし、JICA等を通じて専門の技術職員を派遣したり、逆に技術研修生を定期的に受け入れたりしています。
これらを担当する職員は希望登録制ですが、登録してもらうにはTOEICで何点以上、最低1ヶ月は語学スクールに缶詰めされてみっちり研修など、普段の業務とは別に最低限必要なスキルを身につけなければなりません(こういったプログラムは、私の会社では会社側から提示され能力に合わせて選ぶことができます)。
つまり、会社を代表して業務に当たるわけなので、それにふさわしいスキルをしっかり身につけてから送り出されるということです。

以上、大変長文になってしまいました(> <)
的外れな回答になってしまった気も否めないですが、参考になれば幸いです。
いっしょに、社会について勉強していきましょう!!
お礼日時:

2012.11.20

大学に入ってから変えて行くこともあるんですか…うーん
Fukuさんのおっしゃる通り、もう少し周りの様子を観察して、よく考えてみたいと思います。
会社に入ってもゴールではないですね…今のうちから英語だけでも、しっかりやっておきます!
とても参考になりました、丁寧な回答ありがとうございました。

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