植物もいろいろ、学び方もいろいろです。
とりあえず思いつくままにあげてみますね。

実験室でたくさん実験するような分野で学ぶ場合…
食品会社、製薬会社（植物から抽出することもありますから）、野菜の種を売る会社、製紙会社、野菜や果物や嗜好品の栽培方法や品種改良を研究する自治体や国（独立行政法人）の施設、大学附属の農場や研究林、などが、大学で学んだことを活かせそうな修士課程修了後の就職先の例でしょうか。
会社の方もいろいろで、飲料の会社が遺伝子組み換えの花を作ってニュースになったことがあったように、意外なところで植物を学んだ人材が必要とさることもあります。

フィールド系の研究の場合…
博物館の学芸員、学校の先生、環境保護に携わるような団体などが活躍できそうです。
それから、分類しにくいですが造園だったら設計やビル管理でしょうか。

また、農学部や理学部の植物系の修士課程を終えた後に、公務員の行政職、金融機関や民間企業の総合職、シンクタンクなどに進む子も少なくありません。
夢破れて異分野に進む、ということもありますが、自ら希望してそういう異分野に進むこともあります。


本題からはそれますが、大学で研究室に入ってからの研究は重箱の隅をつつくようなものです。
植物そのものについて基本的に全体的にじっくりと勉強したい、と望んでいらっしゃるのであれば、ぜひ講義や実習を大事にしつつ1年生のうちから自主的にどんどん勉強してどんどん教授に質問をぶつけにいってください。
大学によって違うかもしれませんが、資格試験等が無い、対象とする生物種が極端に多い、研究の目標が多岐に渡っている、などの理由からか、基礎的なことを体系立てて教えてもらう環境はあまり整っていないと思いますので。

私ももっと勉強しておけば良かったなぁ～頑張ってください！