リケジョからの質問
医学部に行けるのは難関高の人だけ?

エンカルナシオン
質問日:
2012.03.20
こんにちは。
4月から高2になる長野県の者です。
私は、医師になりたいのですが、普通の真ん中くらいのレベルの高校に通っているため、なれるにしても、看護師や救急救命師です。
昔から医師になるのが夢で、『ブラックジャック』をみて、なりたいと思ったのがきっかけです。
今まで以上に勉強を頑張って医学部に行きたいのですが、やはりなれるのは難関高に通っている人しかなれないんでしょうか?
4月から高2になる長野県の者です。
私は、医師になりたいのですが、普通の真ん中くらいのレベルの高校に通っているため、なれるにしても、看護師や救急救命師です。
昔から医師になるのが夢で、『ブラックジャック』をみて、なりたいと思ったのがきっかけです。
今まで以上に勉強を頑張って医学部に行きたいのですが、やはりなれるのは難関高に通っている人しかなれないんでしょうか?
シェアする
先輩リケジョからの回答1 回答
たまちゃん(医師、千葉大学医学部卒業)
回答日:
2012.03.23
曽良さんへ
こんにちは、たま、です。
前にもお会いしたことがありますよね。
私の思い違いでしたら、申し訳ございません。
「医学部に行けるのは、難関校の人だけでしょうか?」
という質問ですが、答えは(おおよそ)YESです。
何故かといいますと、いわゆる難関校に在籍する学生は、
(開成や灘のように、東大や国立大医に多くの合格者を出す学校と定義します)
1 天才=生まれつき頭がとても良い学生(かつ、努力もそれなりに行う)。
2 秀才=もともと頭が良いほうで、とても努力家。
この2パターンの人がほとんどです。
また、彼らのほとんどは、中学受験が終わったすぐ後の中1から
6年間塾に通い、大学受験対策を始めます。
彼らの凄いところは、『勉強をするのが当たり前』なところです!
勉強が習慣になっており、嫌々勉強する者が少ないのです。
というわけで、難関校に在籍していない=天才でも秀才でもない、です。
もともとハンデがある状態なのに、
更に、スタートする時期が難関校学生より遅れています。
このような状況を逆転することは、容易いことではありません!
では、どうすれば良いのかといいますと、努力しかありません。
たとえ、今成績が良くなくとも、勉強を頑張ることはできます。
ここでひとつ重要なことは、『努力を続ける』ことも、立派な才能なんです。
ただし、自分で思っている以上の何倍もの努力が必要となります。
ライバルたちは、一日何時間も勉強することが当たり前なのですから。
私自身、難関校の滑り止めの(更に滑り止め)の私立校出身でした(爆)
(中学受験は、塾に通わずに独学で勉強していたためですが。。)
ただし、その中で努力に励み、首席で卒業しました。
ですので、曽良さんも不可能ではありませんよ!
また、医学部を志望する理由ですが、
ブラックジャックにあこがれて、という人もなかにはいます。
志望理由が何であれ、努力を続ける人ならば、医師にはなれることでしょう。
ただし、医学部に合格した後は、実際にはもっともっと大変ですよ。
受験勉強よりも多くの勉強量が求められますし、
多くの実験、講義、実習、レポート、試験をこなさなくてはなりませんし、
医学部の進級試験や医師国家試験は相対評価の試験です。
(要するに、下位1割は必ず不合格になる。)
また、医師になった後も、仕事の合間に生涯勉強は必須です。
ですので、医学部に合格するだけでいっぱいいっぱいですと、
その後が大変かもしれませんよ。
医学部医学科を目指し続けるのか、
ほかの医療系職業に変更するのか、
まだまだ曽良さんは高2なので、
まずはじっくり考えてみてくださいね。
では、ごきげんよう。
こんにちは、たま、です。
前にもお会いしたことがありますよね。
私の思い違いでしたら、申し訳ございません。
「医学部に行けるのは、難関校の人だけでしょうか?」
という質問ですが、答えは(おおよそ)YESです。
何故かといいますと、いわゆる難関校に在籍する学生は、
(開成や灘のように、東大や国立大医に多くの合格者を出す学校と定義します)
1 天才=生まれつき頭がとても良い学生(かつ、努力もそれなりに行う)。
2 秀才=もともと頭が良いほうで、とても努力家。
この2パターンの人がほとんどです。
また、彼らのほとんどは、中学受験が終わったすぐ後の中1から
6年間塾に通い、大学受験対策を始めます。
彼らの凄いところは、『勉強をするのが当たり前』なところです!
勉強が習慣になっており、嫌々勉強する者が少ないのです。
というわけで、難関校に在籍していない=天才でも秀才でもない、です。
もともとハンデがある状態なのに、
更に、スタートする時期が難関校学生より遅れています。
このような状況を逆転することは、容易いことではありません!
では、どうすれば良いのかといいますと、努力しかありません。
たとえ、今成績が良くなくとも、勉強を頑張ることはできます。
ここでひとつ重要なことは、『努力を続ける』ことも、立派な才能なんです。
ただし、自分で思っている以上の何倍もの努力が必要となります。
ライバルたちは、一日何時間も勉強することが当たり前なのですから。
私自身、難関校の滑り止めの(更に滑り止め)の私立校出身でした(爆)
(中学受験は、塾に通わずに独学で勉強していたためですが。。)
ただし、その中で努力に励み、首席で卒業しました。
ですので、曽良さんも不可能ではありませんよ!
また、医学部を志望する理由ですが、
ブラックジャックにあこがれて、という人もなかにはいます。
志望理由が何であれ、努力を続ける人ならば、医師にはなれることでしょう。
ただし、医学部に合格した後は、実際にはもっともっと大変ですよ。
受験勉強よりも多くの勉強量が求められますし、
多くの実験、講義、実習、レポート、試験をこなさなくてはなりませんし、
医学部の進級試験や医師国家試験は相対評価の試験です。
(要するに、下位1割は必ず不合格になる。)
また、医師になった後も、仕事の合間に生涯勉強は必須です。
ですので、医学部に合格するだけでいっぱいいっぱいですと、
その後が大変かもしれませんよ。
医学部医学科を目指し続けるのか、
ほかの医療系職業に変更するのか、
まだまだ曽良さんは高2なので、
まずはじっくり考えてみてくださいね。
では、ごきげんよう。
関連Q&A
新着記事
世界最先端の半導体工場で働くリケジョを五十嵐美樹が直撃! Micronで女性が活躍できる理由とは?【PR】
2022.02.24
「女性に外科医は難しい」なんてことはない! 現役で活躍する「母で外科医」の話が聞ける女子学生支援イベントレポート! 手術支援ロボhinotori体験も
2024.08.28
夏休み後半・一挙公開!自由研究にオススメ!平均15分で終わるおもしろ科学実験5選【小〜中学生向け】
2023.08.22
理系就活Q&A「面接の上手さとはどういうことをいうのでしょうか?」
2023.08.19
常識破りの画期的発見を続ける材料科学者、細野秀雄教授が語る「1テーマ10年」の真意とは?
2023.08.05
理系就活Q&A「エントリーシートの書き方が分かりません。志望動機や自己PRをどう書けばいいでしょうか?」
2023.07.07