2月15日(土曜)、Rikejo STEM Lab.主催の「ハピエンス体験ワークショップ」が開催され、6歳までの未就学の女の子22名が参加しました!
メンバーが試行錯誤して全力で作り上げたこのイベント。子供たちはプログラミングの意味を理解できたのでしょうか? イベント本番の様子とその舞台裏をリポートします!
"人間プログラミング"を楽々こなす女の子パワーにメンバーもびっくり!
Rikejo STEM Lab.が企画したワークショップのメインは“人間プログラミング”。未就学児には難しい理論をどう伝えるか?が一番の課題でしたが、マス目を使ったゲームで“記号を使って物を動かす”というプログラミングの基本を体感してもらいました。
「矢印カード」と「動くカード」でマス目上の人に指示を与え、ランダムに置かれた①テーブルクロス②ケーキのレシピを調べるタブレット③ケーキ&ドリンク④ティアラの4つをゲット。
ゲットした順番でアイテムを飾りつけして、パーティの準備を完成させます。
飾り付けをするにはどの順番でアイテムを取ればいいか、それにはどんなルートを進めばいいか、また、自分の想定と違うルートを他の子が選択した場合にどう修正するかなどを考えることが、プログラミング的思考の第一歩!
プログラミングという言葉を初めて聞く子も多いため、メンバーで話し合い、 “マス目の上は別世界”という設定に。シートの上の世界にいる人には言葉が通じないから、矢印カードで左右前後に動かしてね。動くカードがアイテムを拾う合図だよ、と説明しました。
当初、かなり悩んで時間がかかるのでは?と予想していましたが、各チームとも驚くほどスムーズにゲームをクリア。予想を超える子供たちの理解のスピードにはメンバーもびっくり!
そのうち、障害物を置くなどチームごとに新たなルールを作ってアレンジを楽しむ展開に! 子供たちは夢中でゲームに取り組んでいました。
最後は、テーブルにケーキを飾ってパーティの準備が完成! 子供たちは人間プログラミングを心から楽しんでくれたようでした!
ダンスや電気の科学ショー、サイエンストイ体験にも子供たちは大興奮!
イベントでは、他にもプログラムが盛りだくさん! 五十嵐さんによるプログラミングダンスのほか、先輩リケジョの布施谷さんと大堀さんは科学ショーを披露。STEM玩具の体験コーナーもあり、子供たちは楽しい時間を満喫しました!
〜イベントを終えて〜 子供たちの積極性や理解の速さに驚きました!
「プログラミングを楽しく体験できた!」と保護者の方にも好評で、イベントは大成功! メンバーは女の子たちのパワーに圧倒されたようで、布施谷さんは「難しいことにチャレンジするのが嬉しいみたいで、みんな積極的でした!」。ピンクチームを担当した上原さんは、「オリジナリティを加えて遊びを進化させていく吸収力の速さに驚いた」といいます。
電気の実験の場面では、「人間は血液があるから電気が流れるんじゃないかとか、ちゃんと理由も考えて答えていたのがすごい!」と大堀さん。
普段からワークショップを手がける安部さんは、「家でもマス目を作って遊んでみたいという親御さんの一言が嬉しかった」と手応えを感じたよう。
「このイベントにかける思いが強かったので、子供たちの楽しむ笑顔に本当に感動しました」と涙、涙で語った五十嵐さんに、メンバーたちももらい泣き。「このメンバーで一緒にできたことも楽しかったです!」。
構成・文=矢沢美香 撮影=恩田亮一