※編集部からのコメント:本記事は、先輩リケジョ・かすみさんが新型コロナウイルスの流行前に執筆してくれたものです。現在、学生のみなさんが参加できる講習・イベント等を含めて、不特定多数の方が集まるイベント等の中止が相次いでいます。学生のみなさんにとってもイレギュラーな春になりますが、正確な情報を集めて、健康を第一に行動するようになさっていただければ幸いです(2020/02/27 Rikejo編集部)

春休み、どうやって過ごす?

こんにちは! お茶大リケジョ部のかすみです。

大学生のみなさんは、もう春休みに入っていると思いますが、どのように過ごしていますか?

バイトに明け暮れている人、部活やサークルの合宿で頑張っている人、いろんなところに旅行に行っている人、何もないのでとにかくゆっくり休んでいる人、いろんな人がいると思います。

ちなみに、3年生までの私はサークルの春合宿を思いきり楽しんだ後、バイトに励み、それ以外の日はダラダラ過ごすという春休みを過ごしてきました。

夏休みをどう過ごすかの記事を書いたときにも書きましたが、学部4年生になり過去の長期休みを振り返ってみると、様々な反省点が浮かんできます。

その反省点とは主に”学び”についてのことなのですが、残念ながら夏休みは反省こそしてみたものの院試勉強と卒論の中間発表に追われ、反省しただけで終わってしまいました。

しかし、院試も卒論も終えた今の私には時間がたっぷりある!

というわけで、学部生最後の春休みをこれまでよりも有意義なものにするために、今私が何をしているかを記事にしてみたいと思います。

休みの日まで大学に……!?

高校までは、授業は平日にあることがほとんどだったと思います。

部活を除いて、土日祝日に学校に行くのは体育祭・文化祭などの行事がある時か、模試の時くらいで、それ以外の時は休みの日に学校に行くことはあまりなかったのではないでしょうか。

大学も基本的にはそうなのですが、高校までよりも例外が多く、なぜか土曜日にやる講義があったり、土日に特別講座が開かれたり、長期休みに集中講義が行われたりすることがあります。

必修の授業・講義なら行かざるをえませんが、必修でない、まして単位にもならないとなると、よほど興味がある・モチベーションが高い時でないと行こうという気にならないと思いませんか?

いや、別に嫌じゃないから休日でも、単位にならなくても行くよ!という方、とても尊敬します。

私はとにかく休みの日に大学に行きたくなかったので、今まで一度も土曜授業を取ったことはなかったし特別講座にも参加したことはありませんでしたが、学部生最後の春休みを迎えた今「せっかくのチャンスなんだから、参加しておけばよかったな……」と思うことが多々あるので、ぜひその気持ちのまま頑張って欲しいと思います。

さて、今回はそんな「別に嫌じゃないから休日でも、単位にならなくても行くよ!」という人ではなく、私のように「休みの日に大学になんて行きたくない! 面倒くさい! いやだ!」と思いそうな人向けに書いていきたいと思います。

確かに面倒くさいかもしれないけど、こんなチャンス、大学生の間しかないかもしれないんです!

重い腰を上げて、いざ!

モチベーションが過去最高に高まっていた卒論執筆中、春休み中に開講される2つの特別講座のお知らせがやってきました(ちなみにどちらも単位化はされる)。

1つはプログラミングのPBL(Project-Based Lerning:課題解決型学習)で、もう1つは生活に関するデザイン・ワークショップでした。

どちらも春休み中に3日間開講される(しかも片方は土曜日!)ということで、3年生までの私であれば参加しようなどとは思わなかったはず。

しかし、4年生になり今までの長期休みの過ごし方を反省し、学部生最後の春休みくらい有意義に過ごしてから大学院生になろうと考えている私は、3年生までの私とは違いました。

なんと、2つの講座に申し込みのメールを送ったのです!

今までと打って変わって、突然申し込みをしようと思った理由はいろいろありますが、大きな理由は以下の2つです。

①就職活動を始めるまでにいろいろなスキルを身につけたいと思い、そのきっかけとして

②大学院生になると、忙しくて参加したくても時間が取れないかもしれない

ではそれぞれについて、ちょっと詳しく考えていきたいと思います!

大学では学べないこと

まずは1つ目の、”就職活動を始めるまでにいろいろなスキルを身につけたいと思い、そのきっかけとして”について。

私が参加することにした2つの特別講座は、どちらも”あるテーマに関してデータを取ったり話し合いをしたりすることで提案を行い、最後に発表する”というものですが、4年生になり卒業論文を書くにあたり研究テーマを決めたり発表したりする際に、自分はアイデアを出したり人前で発表をしたりするのがとても苦手だということを実感しました(それまでも苦手だな〜とは感じていましたが)。

しかし、将来的にどこかに就職して働きたいと考えている私。

「アイデアを出して人前でそれについて説明するの苦手なんだよね〜」とかのんびり言ってる場合じゃない!とようやく気付き、そのやり方を学ぼうと、特別講座への参加を考え始めました。

大学の講義でもアイデアを出したり人前で発表したりする機会はたくさんありますが、特にアイデアの出し方を教えてくれる授業というのはなかなかないと思います。

大学の講義では飛ばされてしまう、でも社会に出るにあたって知っておいた方が・できた方がいいことを学ぶ・体験することができるので、まだ1回ずつしか受講していませんが、参加してみてよかったなと思います。

1つ思うことがあるとすれば、もっと早く参加しておけばよかったということです。

そうすれば、授業で何かを考える時にもっといろんなアイデアが浮かんだかもしれないのに!

ギリギリセーフ!?

2つ目の、”大学院生になると、忙しくて参加したくても時間が取れないかもしれない”についてですが、先ほど考えた1つ目の理由の事を考えても修士を卒業したら就職を考えている私にとって4年生が最後のチャンスだったかなと考えています。

修士1年の夏休みにはもうインターンに参加し始めるので、その前にいろんなことを聞いておきたいということを考えると、4年の春休みがギリギリ最後でしたね(汗)。

また、修士の先輩を見ていても、修士1年の夏休みはインターン、秋に入ると研究テーマ探しに奔走して冬までに研究を始めたいという感じなので、参加したくても時間を取るのが大変そうだと感じています。

しかし、ここでももっと早く参加しておけばよかったと思います。

というのも、学部4年生の春休みというのは、学部卒で就職する人にとっては人生最後の(?)長い春休み。

自分は大学院に進学するとしても、学部卒で就職する友達と一緒に卒業旅行に行くかもしれないし、そうでなくても卒業旅行に行く人は少なくないでしょう。

人によっては、卒業式の直前まで常に旅行でどこかに行っているという人もいますし、そうなると4年の春休みでの特別講座の参加は難しくなってきます。

そういうことを考えても、確かに面倒くさくはあるかもしれないけれど、1,2年生の間に参加してみるといいんじゃないかな〜と思います。

ちなみに、大学ではお金を請求されることなく参加出来る特別講座ですが、社会人になってそのような講座に出ようとするとウン万円もするんだぞ!ということもあるそうです(笑)。

休みの日にわざわざ大学に行くのが面倒くさい気持ちはとてもよくわかります。

でも、後から考えてみると、それはまたとないチャンスなのかもしれません。

思い切って参加してみると、意外と楽しいかも?