生物学オリンピック


2016年ベトナム大会に出場した外山太郎さん、村上侑里夏さん、中桐悠一郎さん、保呂有珠暉さん(左から)。
全員がメダルを獲得!(写真提供:国際生物学オリンピック日本委員会)

 
 
『Rikejo』最新号(Rikejo vol.42)「リケジョサイエンス」はもうご覧いただけましたか?「宇宙の食と農」をテーマに、将来、人が火星で食べて生きていくための計画や研究などの情報が満載です! この特集で協力していただいたJAXA名誉教授の山下雅道先生は、「国際生物学オリンピック日本委員会」の広報をつとめています。
 
「国際生物学オリンピック」は高校生を対象とする世界的な生物学のオリンピック大会。日本をふくむ加盟国からは、国内コンテストで受賞した4人の高校生と2人のチームリーダーが国の代表として参加します。毎年、開催されていて、2020年には日本の長崎で開かれる予定もあります。
 
国内コンテストは「予選(マークシート方式) → 本選(国際大会と同レベルの試験、合宿も) → 代表選抜試験」の流れでおこなわれていています。予選では、全国のおよそ80か所の大学や高校が会場となっているので、あなたの住んでいる近くでも参加できるかも!
  
理系教科のオリンピックには、生物、化学、物理、地学、数学、情報とさまざまありますが、「生物オリンピックは女子生徒の挑戦する人数が多いと思います」(山下先生)。2016年のベトナム大会でも、日本代表の4人の高校生のうち1人が女子で、見事に「銀メダル」を獲得しました。
 
2017年のイギリス大会の募集はすでに締め切ってしまいましたが、2018年以降の大会に興味がある人は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。国内予選の過去の問題も載っています。
 

◆ 国際生物学オリンピック日本委員会(JBO) ウェブサイト
 http://www.jbo-info.jp/index.html

 
(文=漆原次郎 協力=国際生物学オリンピック日本委員会広報企画部会 山下雅道先生)