矢部です! 理系女子の100冊のお勧め本紹介の第2弾です。
 
今日は、周期表や元素に関する本をご紹介します。
 
すいへーりーべーぼくのすいへいさんと覚える元素と周期表。
化学嫌いな人にとっては、全く苦痛でしかない、この記号の並び、、、。
 
しかし、一部のリケジョにとっては、とても「萌え」なものなのです。
 
周期表っていいですよ!
多分 その意味合いとか覚えるとすごく合理的だなって理解できるし、何と言っても世の中のものが、宇宙も含めて、すべてこいつらでできているかと思うとすごくロマンを感じませんか? わくわくします。(あっ、この時点で私が、周期表萌えであることがバレました?)
 
実際、先輩リケジョの方の中には、
 

  • 周期表の載っているクリアファイルを、後生大事するリケジョ
  • 周期表のポスターを部屋にはって萌えるリケジョ
  • 新聞の元素系の切り抜きを捨てられないリケジョ

 
といった人もいます。
 
あー元素様、周期表様!!
 


さて、、、というノリで、今日は4冊の本を紹介します。
 
 

「元素生活 Wonderful Life With The ELEMENTS」

(寄藤 文平 (著, イラスト))
 
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この本、はっきり言ってです。元素がそれぞれキャラクター化されています。
しかも、そのキャラクターがキモすぎる!! これってキモかわっていうのかな(いや言わんだろう)。
無機質な記号の並びでしかなかった元素たちが、キャラクター化することで、なんか親しみ易くなるから不思議。
 
そしてすごいのは、このキャラクターのパーツパーツに意味があるということ。
原子量が多くなれば太り、頭の形で族を表し、体の形で、液体か気体か固体かを、発見された年代により、幼児か大人か老人かといった姿になっているなどなど。このルールに則っているので、各キャラクターが相当キモいことになっているのです。
でも、見慣れるとその味わいがなかなかなもの。先輩リケジョのある方に、高校時代にこの本に出会っていれば、化学好きになったかも!と言わしめたユニークな本です。
 
 

「ELEMENT GIRLS 元素周期 COLOR MIX 萌えて覚える化学の基本」

(元素周期萌化プロジェクト (編集) )
 
そして、同じキャラクターでも、あっち路線(本当に萌え萌え路線)になっているのがこの本です。
 
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全部の元素が少女漫画風のキャラクターに設定されています。私の娘の通う某私立女子校の化学の先生からのオススメです。化学嫌いでも、ちょっと手に取ってみたくなる感じ。女子たちは、よくわからないまま、これがいいとか、私ならこれと、酸素さんやら、炭素さんやらを眺めているそうです。ガチ化学リケジョは、なんということ!とお怒りかもしれませんが、化学のすそ野を広げるためには、こういうのもアリかなって。
これで、テスト中に、あ、あのウサギ耳のあの子だったから、、リチウムねって思い出して点がとれたら言うことなし。
 
こんな、キャラクター系ではものたりないガチリケジョへのオススメは…
 
 

「世界で一番美しい元素図鑑」

(セオドア・グレイ (著), 若林文高 (監修), ニック・マン (写真), 武井摩利 (翻訳))
 
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元素って記号では習うけど、結局、液体なの?固体なの? 色は? 安全性は? 何に使われているの? って知らないことが多いですよね。
この疑問をすべて解決してくれるのがこの本。一家に1冊と私は言いたい!
しかし、難点ちょっとお値段がお高いこと。リケジョへの誕生日プレゼントなんかにどうでしょうかね~
 
ということで、Twitterに流しましたら、ある方より、日本の出版社からも同じような元素図鑑が、が出ているというお知らせが!
こちらは少しお値段も安いようですが、写真の美しさは、負けず劣らずとのこと。逆にこちらを押す方ももちらほら、、。
やはり、この本も、元素がどんなものであるかというリアルを見せたいということで出版されたようです。
 
 

「よくわかる元素図鑑」

(左巻 健男、 田中 陵二 (2012/9/15))
 
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単なる記号の勉強だけでなく、ぜひ、目で見たり、楽しんだりという体感として、元素や周期表を考えると、嫌いな化学も好きになるかも。そして、好きな人はもっともっと好きになるかも。
 
中高生のみなさんもぜひ、本屋さんや図書館で見かけてたら、手に取ってみてくださいね。
 
(矢部)