理系の研究室といえば「男ばかりで出会いがない」「実験やレポートが多くて、恋愛している暇もない」……。そんなイメージをもっている人も、少なくないのではないでしょうか。

でも、それって本当?

研究室で生まれる恋愛“らぼ☆LOVE”の実情を知るべく、理系の大学・大学院出身者165人にアンケートをしてみました。
(リケラボ調べ/協力:ファストアスク)

研究室で恋をしたことがある人は37%! 男性に限定するとさらに比率はアップ

あなたは学生時代、同じ研究室に所属する人を好きになったことがありますか?

出会いがないと言いつつ、4割近くも近場で恋に落ちていたという結果

また「友人や先輩・後輩が研究室内でお付き合いしているのを見たことがある」と答えた人はさらに多く、64.2%にのぼりました。

さらにつっこんで、男女別のデータを見てみると……。

同じ研究室に所属する人を好きになったことが「ある」人の男女比

同じ研究室に所属する人を好きになったことが「ない」人の男女比

結果を見る限り、女性のほうが同じ研究室内で恋に落ちるハードルは高いことが判明。

理系研究室のスタンダードな男女比を考えると、女性のほうが恋人候補の選択肢は多いはずなのに、なかなか恋愛に発展しなかったようです。

“理系の女子はマドンナ化する”という定説どおり、少ない女子を奪い合っているのかも。

“らぼ☆LOVE”が芽生えるきっかけは、研究&課外活動がポイント

研究室内で恋が生まれるきっかけは、何だと思いますか?

(複数回答)

  1位:研究室内のイベントや飲み会(47.3%)

  2位:同じ実験や作業を担当すること(44.8%)

  3位:同じ班やチームになること/毎日のように顔を合わせること(41.2%)

  4位:つらい勉強をともに乗り越えること(31.5%)

  5位:単純に見た目が好み(25.5%)

  6位:研究室以外にも、サークルや出身地などの共通点がある(24.8%)

繁忙期には研究室にこもりきりで、長く濃い時間をともに過ごすこともあるはず。だけど、恋がもっとも芽生えやすいのは、案外そこではありませんでした。

イベントや飲み会など、勉強の息抜きが恋のチャンスでもあるよう。5位にランクインしたのは「単純に見た目が好み」……なんだか、身も蓋もありません。

いよいよ気になるのは、そんな恋の発展状況。ずばり聞いてみました。

同じ研究室内で、4人以上とお付き合いした猛者も少なくない!

あなたは学生時代、同じ研究室に所属する人とお付き合いをしたことがありますか。在学中にお付き合いした人数をお答えください。

交際経験がある場合「1人」に次いで多かったのは、なんと「4人以上」! 恋愛の寡占市場が垣間見えます。さらに男女別で調べてみると、「お付き合いしたことがない」と答えた人のうち71.4%が男性。

「4人以上と付き合った」人は、じつに69.2%が女性。

うすうす予想はしていたけれど、こうまで如実に表れると、逆に清々しいですね。

数字でとらえる“らぼ☆LOVE”の実情、いかがでしたか? 早く大学生になってみたい! と思った人も、学生時代を思い出して、少し甘酸っぱい気持ちになった人も、いるかもしれませんね。

次回はそんな“らぼ☆LOVE”のメリットやデメリットを、さまざまなエピソードを交えてご紹介します。(11月30日配信予定)

(本記事は「リケラボ」掲載分を編集し転載したものです。オリジナル記事はこちら

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