12月9日(土)、講談社で、女子大学生・大学院生・高校生リケジョ応援イベント『ビジョ活2017』が開催されました。エンジニアでタレントの池澤あやかさんや、企業で活躍する先輩リケジョたちを交えて、たっぷり女子トークを楽しみながらそれぞれの理想の“はたらく私”を探しました。
◎「ビジョ活」とは?
私らしいワークスタイルの理想(ビジョン)を探す活動のこと!
私らしいワークスタイルの理想(ビジョン)を探す活動のこと!
主催:講談社Rikejo
協力:理系女子大生コミュニティ凛/理系女子学生団体リケチェン!
後援:経済産業省
もうすぐイベントが始まります!
【第1部】池澤あやかさんトークイベント「ビジョ活のススメ!」
14:30 いよいよイベントがスタート。
第1部は、タレント&エンジニアとして活躍する池澤あやかさんが登場!
中学生から始めた芸能活動の傍ら、慶応義塾大学SFC環境情報学部へ進学した池澤さん。現在、エンジニアとしてWEB制作を請け負ったり、企業とコラボレーションしてものづくりを行ったりしながら、エンジニアリングに強いタレントとして、執筆やバラエティ番組出演など幅広く活躍しています。
池澤さんが現在のワークスタイルを選んだきっかけは「大学在学中にリモートワークで働きたい。柔軟なキャリアで生きていきたい!それならプログラマーっていいかも♪と思ったから。場所に縛られないから、収録の空き時間にロケバスの中でもプログラミングはできます!」とのこと。なんと自由な働き方!
「私は皆が驚いたり楽しんだりしてくれる“ものづくり”が好き。卒業制作では、猫とねこじゃらしで遊ぶように人と金魚が遊べる『syncFish』という水槽を作りました。最近は光るチョコレートも製作。しょうもないものを作って楽しんでいます(笑)」
そんな大学時代から現在に至るまで、キャリアの変遷をたっぷり話してくれました。
池澤あやかさんのキャリア語録
大切なのは「技術力」と「営業力」!
営業力=SNSを有効活用する! 継続発信&他者目線がポイント
何よりも、楽しくつくって楽しく生きることが大事! Happy Hacking!
【第2部】パネルディスカッション
第2部は、池澤さんをナビゲーターにデジタル業界で働く3人の女性によるパネルディスカッション。仕事選び、スキルアップ、結婚や出産など、リアルな女子トークが展開されました!
VASILY(ヴァシリー)の高木里穂さんは、大学院で情報科学を専攻。楽天のエンジニアを経て、ファッションコーディネートアプリ『IQON(アイコン)』を運営するVASILYに転職。現在、バックエンドエンジニアとしてWEB開発を担当。
パナソニック コネクティッドソリューションズ社の嶋映里さんは、大学院で電気・通信系を専攻。研究部門で第5世代の通信システム開発&普及を進めています。育児休暇明けで1歳児の子育てと仕事の両立が始まったばかり!
「やりたいこと」を探すために「やりたくないこと」を洗い出す!?
池澤さん 「おふたりはどうして今の仕事、今の会社に決めたんですか?」
嶋さん 「新しいものを作って人の生活を変えたいと思ったから。駅の改札が切符からSuicaなどの電子マネーが主流になったように、世の中をガラリと変えるものを作りたいです」
高木さん 「私は正直、就職活動の時期がきて急に『あなたのやりたいことは?』と問われても、わかりませんでした。だから、やりたいことではなく“やりたくないこと”から考えていきました(笑)」
池澤さん 「わかります! その考え方はアリですよね」
嶋さん 「私も就活の終盤で会社を絞っていくとき、ちょっとここでは働きたくないかも…と消去法を使いました(笑)」
いつまでに結婚する? 仕事はどう続ける?
池澤さん 「仕事や結婚、子育てってどうですか?」
高木さん 「私は30歳までに結婚したい!子供が欲しい!と考えています。25 歳からの5年間をスキルアップ期間として、将来的に場所や時間に縛られず、子育てと仕事を両立し活躍できるエンジニアになるために、今の会社に転職しました」
嶋さん 「私も30歳までに結婚したかったので、婚活して旦那さんを見つけて、無事結婚(笑)。昨年、出産しました」
池澤さん 「すごい!計画通り。子育てと仕事の両立はどうですか?」
嶋さん 「今は通常より2時間早く仕事を切り上げて帰宅しています。時短勤務のため仕事が思うように進まないのがちょっと悩みですね。晩ごはんのデリバリーサービスを利用したり、食洗機や掃除ロボットを使ったり、使えるものはなんでも使って子供との時間を大切にしています。社内にはサポート制度もいっぱいあるので、子育ての先輩に相談しながら上手に両立していきたいです」
私たちのキャリア哲学!
高木さん 「人生は選択の積み重ねだと思っています。週末を待つだけの仕事では味気ないので、ぜひ楽しいことを仕事にしてください!」
嶋さん 「私は就活で頑張り過ぎて体調を崩したことがあるので、皆さん、あまり我慢や無理はし過ぎずに」
池澤さん 「ファーストキャリアがすべてではないですし、就職した後も悩むものです。柔軟にキャリアを描きながら、肩の力を抜いて“今”を大切にしてください。大胆なことではなく小さい夢を積み重ねて行き着いた先が理想のキャリアなんじゃないかなと思います」
【第3部】ラウンドテーブル
第3部は、高木さん、嶋さんを含む6人の社会人の先輩たちとのフリートーク! 「理系女子大生コミュニティ凛」のメンバーを進行役にクイズを交えて、仕事や会社のことを根掘り葉ほり聞いちゃいます。15分ごとに席替えがあり、3人の先輩の話を聞いてまわることができました。
プライベート中でも仕事のことを考えることがある?という質問に対し「アプリ開発を担当しているので、仕事以外の時間も他社のサービスを積極的に触って自社サービスに活かせないかを考えています。」と語る、VASILY iOS・Androidアプリエンジニアの遠藤万里さん。
「会社とサービスの認知を広げる仕事をしています。社内外様々な方とコミュニケーションを取りながら進めるところがとても楽しいです。」と広報の仕事について語る VASILY の坂井華子さん。
「神奈川県出身で今は大阪勤務。会社で講演会や懇親会などがあるので社内外のいろいろな人とつながれます」と話すパナソニック コネクティッドソリューションズ社の西川夏未さんは機械系卒。現在はプロジェクションマッピングなどに使用されるプロジェクタの機構設計を担当。
パナソニック コネクティッドソリューションズ社の人事を担うダイバシティ推進室の藤原亜美さんは文系出身。「みんなのモチベーションを上げる仕事がしたくて人事で働いています」。
6~7人の少人数でのおしゃべりは、距離が近いから聞きたいこともいっぱい聞けて時間が足りないくらい!あっという間にイベント終了時間17:30を迎えました。
また、おまけ企画として、クイズの正解数が多い人から順に可愛いポーチやスヌードなど好きなものが選べるプレゼント会を開催。ちょっと早いクリスマスプレゼントに皆、大喜び♪ 参加特典の図書カードも全員にプレゼントされました。
帰り際、会場のカーテンが開くと窓の外にはキレイな夕焼け&富士山のシルエットが。皆、思わず窓辺へ駆け寄ります。最高の景色に見送られ「ビジョ活」イベントは幕を閉じました。
「パネルトークで赤裸々な声が聞けておもしろかった!」
「働き方のカタチをたくさん知ることができました」
「3月から就活解禁なのにあまり考えられていなかったので、とても刺激になりました」
「IT業界のことは全く知りませんでしたが、わかりやすくて、こんな人たちもいるのかと視野が広がりました」
「働くイメージが変わりました! 会社に対して閉鎖的なイメージがあったのですが、働きたい!と思いました」
「結婚の話や、出産や育児をしながら働く女性の話が聞けて、自分のビジョンを考えるのに役立ちました」
なお、『ビジョ活2017』の模様は、Rikejoマガジンvol.49(2018年1月発行)にも掲載予定です。ぜひ、チェックしてくださいね!
(文=峯田亜季 写真=神谷美寛、杉山和行)
提供/株式会社VASILY
https://vasily.jp/
提供/パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社
https://www.panasonic.com/jp/home.html
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