リクルートテクノロジーズ社とRikejo製作所の有志メンバーがタッグを組み、女性がアクセサリー感覚で身につけられる新しいウェアラブルデバイスをデザインしていくプロジェクト(前回までの記事はこちら)。
 
メンバーそれぞれがデザインに携わったアクセサリーを完成させ、最終的にメディア関係者を集めてそのお披露目会を開く、それが今回のプロジェクトのゴールとなるわけですが、そのお披露目会を目前に控え、ついに、待望のこの日を迎えました。そう、Rikejo製作所メンバーがプロデュースした、全6種のウエアラブルアクセサリーが完成したのです。
 
というわけで、お披露目会でのプレゼンの準備(心の準備もね!)も兼ねて、プロダクトデザイナーさんに実物をお持ちいただき、メンバーたちがそれらを初めて手にする様子をレポートいたします。レポート担当の私も思わずドキドキ icon-heart 
 
当日デザイナーさんたちと待ち合わせたのは、お披露目会を行う会場でもある、渋谷の「TECH LAB PAAK(テック・ラボ・パーク)」。多くのメディア関係者を前にプレゼンテーションを行う、その現場の下見もしちゃおうというわけ。ふだんは多くのクリエイターが集うコミュニティスペースで、今回は、その一角をお借りして、完成したアクセサリーを手に取りながら、お披露目会当日の段取りなども確認します。
 
集まったRikejo製作所メンバーたちは、長い時間をかけてデザインしてきたアクセサリーにいよいよ出会えるということで、「もう待ちきれない!」という雰囲気。思えば2014年8月からスタートしたこのプロジェクト。そりゃもう、気持ちも高揚するってものです。
そして、チームA、チームB、それぞれのチームごとに、完成したアクセサリーに対面!
まずはチームBのプロダクトデザイナーさんから、実物のお披露目です。
 
チームBは、1人が1つのデザインを担当する進め方で、これまで3種類のアクセサリーをプロデュースしてきました。
 
1つめは、田坂さんプロデュースの“さりげなく「ベンゼン環」をモチーフにした”時計型ブレスレット。かわいいギフトボックスを受け取ると、「わあ、もう、この時点ですごくワクワクします」。さあ、オープン!
 

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田坂 「きゃーー! す、すごい! かわいい!」
 
想像以上の仕上がりに、ニヤニヤしっぱなし。
 
「こだわったピンクゴールドの色も想像以上に良い色で、着信があったときにラインストーンが光るところとか、全部が想像以上です!」
 
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その勢いのまま、続いては山本さんプロデュースのフラワーモチーフのバングルの登場。
とにかく花が大好きだという山本さん。期待に胸を膨らませつつ、ボックスを開けます。
 
「めちゃめちゃ可愛いです icon-heart-o  これ、中の花、本物のプリザーブドフラワーなんですよね。バングルの色によって、中の花も葉っぱも変えてるんです」
 
ピンクがお気に入りと言っていた山本さんですが、仕上がりを見て、「ブルーもグレーも本当にいい色! 私、全色欲しいです!」
 
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ring

 
 
そして3つめ、石田さんプロデュースのヘアゴムタイプのアクセサリーをオープン!
石田さんはヘアゴム部分の、生地の質感や編み込みの太さ、細かさに最後までこだわりを見せていました。さて、実物は?
 
石田 「ヤバイ! このシルク感、本当に理想通りです。実際に手首につけてみると、ほら、これすごくいい素材感なんですよ。癒される~。本当ありがとうございます!」と、いまにも泣き出しそうなほど。
 
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hairgum

 
 
デザイナーの、コンテデザイン・田辺さんも、「みなさんのこだわりの強さにできるだけ応えられるよう、最後まで微調整しました。今みんなの反応を見て、すごく嬉しいです」と笑顔に。
全員がそれぞれのアクセサリーを試してみたりして、いつまでも触れていたい様子。
 
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さて、一方のチームA。こちらは3人一緒になって3つのデザイン案を進めてきました。
今日は大沼さんが代表として、すべてのアクセサリーに対面!
チームBと同様、アクセサリーが収納されているボックスが、これまた素敵!
 
大沼 「え? これってもしかして……ボックスもベンゼン環の形になってる!」
 
そうなんです。
プロジェクト始動当初よりベンゼン環モチーフへの熱い思いを口にしていたRikejo製作所メンバーたちのために、パッケージにまでベンゼン環のデザインを取り入れてくれた、デザイナーさんのニクい演出! なんと、箱にはそれぞれ名前も印字されていました。
 
大沼 「このまま眺めてたいくらいです(笑)」
 

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そして最初に開けたのは、その“ベンゼン環”がモチーフのアクセサリー
クリアガラスの発色の美しさに、思わずため息が漏れました。
 
大沼 「はあ…デザイナーさんって本当にすごいですね」
着信時に光るという動作の確認も見せてもらうと、「私、セーラームーンになれる気がする」なんていう発言も飛び出して、オトメ心に火が点いた模様。
 
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benzene

 
そして続いての箱は……ジャーーーーン! ロケットペンダントタイプのデザイン。
 
大沼 「わあああ、これもすごくキレイ。ロケットを閉じた状態のレースデザインと、パカッと開けたときの、このキラキラ感! 着信があったときに光ると、またすごくいいですね。これも変身できちゃいそう!」
 
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pendant

 
さあ、ラストの箱もオープン! こちらはスノードームタイプ
大沼 「うわ〜、やったーーーーー!!!! これはもう言葉にならないくらい素敵です!」
中に入っているモチーフは、メリーゴーランドのほか、ダイヤモンドの分子構造や乙女座の星の配置を立体的に表現した、理系のこだわり全開のもの。中に入れたラメのパウダーは、それぞれのモチーフによって大きさや色を変えるこだわりぶり。
 
大沼 「全部ほしい! 並べて飾りたい!」
 
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snowdome

 
こちらも仕上がりには大満足の様子で、デザイナーの小宮さん(シィクリエイティブ)も、その様子を見て感慨深げ。「皆さん本当に妥協せずにこだわってくれたので、私たちもとても楽しかったです。ベンゼン環とかダイヤモンド構造とか、初めて知ることもあって、新しい発見もありました。」
 
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というわけで、いつまでもアクセサリーを眺めていたいメンバーたちですが、今日でゴール!ではなく、ラストを飾る大イベント、お披露目会イベントが目前に待ち受けています。これまでの成果を大々的に発表する晴れの舞台を成功させるために、それぞれがプロデュースしたアクセサリーを的確にプレゼンしなければいけません。
 
そこで、この日はアクセサリー内のガジェットに連動したアプリの機能も最終確認。
株式会社Tip Topの唐津さんから、それぞれのアクセサリーに紐づけられたアプリの説明を受けました。今回のアプリの機能は主に下記のとおり。
 

 icon-circle-o  フレンド機能
  LINEのように、いまリアルタイムで友だちが何をしているのかがわかる。MAP上に、どこにいるのかも表示される

 icon-circle-o  スマートコンパス
  目的地を設定しておくと、目的地に近づいた時、また、その場所と違う方向に進んでいる時などに知らせてくれる

 icon-circle-o  生活タイマー
  半身浴の時、また、調理時間など、あらかじめ設定した時間になると知らせてくれるタイマー機能

 icon-circle-o  終電アラーム
  終電時間が近づくと知らせてくれる。その場所から自宅までの経路も表示してくれる

 

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お披露目会当日には、上記の機能についても、メディア関係者から問い合わせを受けることは必至。機能を把握していることはもちろん、スマートに受け答えができるようにしておかなければいけません。でも、そこはさすがリケジョ。唐津さんのわかりやすい説明もあって、素早く理解していました。これでもう当日も大丈夫!だよね。
 
「え、でも、当日も、誰か近くにいてくれますよね(笑)?」って、ちょっと弱気(笑)?
 
そんなこんなで、このプロジェクトもいよいよ次回でオーラスを迎えます。
次回は、このウエアラブルアクセサリー完成を記念したお披露目会イベントの様子を徹底レポート!
果たして、Rikejo製作所のメンバーたちは、うまくプレゼンテーションをすることができたのでしょうか。最終回のレポートをお楽しみに♪
 
 


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