子育て×リケジョの目線からサイエンスコミュニケーションについて考える「ママリケジョ」の会。大雪の心配された2/16(日)に開催されました。
「ママ×科学コミュニケーション≒?」としてお話いただきました。科学が好きな子が、ある一定の年齢になると、科学をお勉強として考えて嫌いになってしまう。大人がそんな環境をつくっていないか、そしてまた、大人ももっと子供と一緒に科学を楽しいでほしいと福成さん。
また、「なんで」「なんで」という時期を大切に、一番まわりの大人である家族がそれを受けて止めてあげてほしい、それは難しいことでなくて、ちょっとした工夫で家庭の中にサイエンスネタは転がっているとのこと。
福成さんの実験教室も、家庭で再現できることがポリシーだそうです。
また、知識を教えることも大事だが、それ以上に自分でおもしろいと感じ調べるということ、自分でああそうかと気づかせることもサイエンスコミュニケーターの役目であるとも。サイエンスコミュニケーターはすべての分野においてプロでなくてもよくて、気づきを促す学習支援者であるべきというのは納得です。
その後、リケジョだから、家庭でも地域でもサイエンスコミュニケーターとして何か活動ができるのではないかというディスカッションや、また、先輩リケジョ1万人育成計画のアイデアに対するご意見などを聞きました。
活動をしていく上で不安なこととして、
かなり整ったマニュアルやツールがあると助かる
・集客など、広報の心配
・ママリケジョのためのネットワークを作りたい
・地域で活動をしていくための「肩書き」がほしい
単にリケジョだけでは、他への働きかけが難しい
などが、挙げられ何等かのサポートがプラットフォームを作ることで 支援させていただけそうです。
最後に、私のやりたい活動ということで、「子育て×サイエンスコミュニケーション=?」について、発表し合いました。
・モノづくりの楽しさを伝えたい
・サイエンスを通じた親子関係づくりを強化したい
・母親の意識の改善をしたい
などなど、頼もしい活動宣言でした。
また、福成さんご自身も、サイエンスコミュニケーターも単なる「説明お姉さん」的なもの以外の機能も求められているとお感じになるとのこと。中高生の前で実験教室などをしても、福成さんの生き方そのものにも興味をもたれることも多いようです。
リケジョは、専門性という知識に加え、リケジョとして生きてきた経験そのものもコンテンツとして既に持っています。
こうした、自分の知識と経験を活かし、活動をしていくことで、市民のサイエンスリテラシーの向上などに貢献でき、ひいてはリケジョを増やすことにつながるのではないかと期待できます!
自分の実験教室の中から、小保方さんみたいな人が生まれたらうれしいかも。
皆さんのお話を聞いて、地域や子育てといった視点からみた、先輩リケジョ1万人育成計画の何か手応え的なものを感じることができました。せっかくお集まりいただいたママリケジョのみなさんでのコミュニティづくりも何かできないかと思案中です。
★先輩リケジョ1万人育成 準備委員会のご案内は、こちら(3/2も、第3回会議やります!)
→ http://www.rikejocafe.com/