こんにちは^^
岡村奈津子です。
今年もノーベル賞の受賞者の発表が始まりました。
昨年は、京都大学の山中教授がノーベル生理学・医学賞を受賞し、大きな話題となりましたね。
今年のノーベル賞の受賞者は、日本時間で、
10月8日:物理学賞
10月9日:化学賞
10月10日:文学賞
10月11日:平和賞
10月14日:経済学賞
にそれぞれ発表される予定です。
ノーベル賞受賞者の発表の約2ヶ月後、ノーベルの命日である12月10日にスウェーデンの首都ストックホルムで授賞式や晩餐会が行われます。
スウェーデンはヨーロッパの北に位置する北欧と呼ばれるところにあります。
日本からは飛行機でおよそ11~12時間です。
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そんなノーベル賞の晩餐会や舞踏会はどんなところで行われているんでしょうか?
ノーベル賞にはどんな歴史があるんでしょうか?
以前、ストックホルムを旅行したときに、ノーベル賞の晩餐会と舞踏会が行われる市庁舎と、ノーベル賞受賞者とその功績が展示されているノーベル博物館を見学してきたので、今回はその様子をレポートします。
ここがノーベル賞の晩餐会と舞踏会が行われる、ストックホルムの市庁舎です。ストックホルムのコンサートホールで授賞式を行った後に、この市庁舎で晩餐会と舞踏会が開催されます。
私は、市庁舎で行われている”City Hall Tour”(市庁舎の中を見学させてくれるツアー)に参加してきました。ツアー形式でガイドさんが市庁舎の中を案内してくれます。
まずはノーベル賞授賞式の晩餐会が行われる会場、青の間です。
( http://en.wikipedia.org/wiki/File:Bl%C3%A5_hallen_2009.jpg )
晩餐会のときに使われる食器はこちら。
こちらが晩餐会のあとに行われる舞踏会の会場、黄金の間です。
青の間と黄金の間は、ノーベル賞の晩餐会や舞踏会に関するニュースでよく出てきます。
ここで栄誉あるノーベル賞を受賞したひ人たちと、その功績を展示してあるのが、ノーベル博物館です。
ノーベル博物館では、ノーベル賞の設立者、ノーベル賞の歴史、受賞者とその功績について展示してあります。こちらがノーベル博物館の外観。あまり人はいなかったので、展示をゆっくり見れました。
ノーベル賞のメダルも飾ってありました!
左がノーベル賞のメダルの表、右が裏です。
歴代受賞者の写真、名前と功績も展示してあったので、3名の方を選んでご紹介します。
日本人初のノーベル賞受賞者、湯川秀樹。原子核内の中間子を理論的に予言した功績で物理学賞を受賞しました。
相対性理論(と舌を出した写真)で有名なアインシュタインは、相対性理論ではなく光電効果を理論的に解明した功績で物理学賞を受賞しました。(光電効果は高校物理で習いますね。)
物理学賞と化学賞を受賞したキュリー夫人(マリー・キュリー)です。2度受賞しているので2つ展示されていました。女性初のノーベル賞受賞者であり、2度ノーベル賞を受賞した初めての人物です。放射能の研究や、ラジウムなどの元素の発見しました。
ノーベル博物館にはカフェが併設されていて、なんと晩餐会のデザートとして出されるアイスが食べられます。
(私ももちろん食べました!甘酸っぱくてさっぱりしていたので、これだけの量でもすぐに食べられました。)
いかがでしたか?
ノーベル賞を、少し身近に感じられるストックホルム市庁舎とノーベル博物館。
ヨーロッパに行く際には、足を伸ばしてスウェーデンにもぜひ行ってみて下さい。
● ライター プロフィール
東京大学 大学院 博士課程3年生
太陽系がどうやってできてきたかを探るために、ハワイにあるすばる望遠鏡や日本の衛星を使って小惑星を観測しています。最近は少年漫画とランニングにはまっていて、マラソン大会に出たいなーと思ったりしてます^^
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