台風への備えは大丈夫?
こんにちは! お茶大リケジョ部のかすみです。
台風が近づいてきていますね。非常に大きな台風なようですが、皆さん対策はしていますか?
一人暮らしをしている私は自分で買い物に行かなければならないわけですが、最近は夜でも気温も湿度も高くて外に出るのが億劫なので自宅にこもりがちで、台風に備えた食料調達ができていません。
冷蔵庫を覗いてみると……キャベツと漬物と調味料しか入ってないじゃない(白目)!
もうすぐ台風が上陸するので、なんとか早めに食料を調達しなければ。
できれば雨が降っていない時に買い物に出かけたい。せめて小雨の時に……!
そうとなれば、調べるべきは明日の天気予報。
(記事を書いている今日は8月13日なので)Google検索で出てきた8月14日の天気予報を見ると、降水確率は以下の表のようになっていました。
そこで私は考えたわけです。
「10:00くらいは他の時間に比べると降水確率が低いから、なんだか雨の降り方も弱そうだ。あまり濡れたくないから、10:00くらいに出かけよう!」
さて、この私の直感は正しい考え方なのでしょうか?
そもそも”降水確率”ってなに?
さて、そもそも”降水確率”って何なのでしょうか。
読んで字の如く「雨の降る確率」のことですが、ちょっと気象庁の定義も見てみましょう。
降水確率:
予報区内で一定の時間内に降水量にして1mm以上の雨または雪の降る確率(%)の平均値で、0、10、20、…、100%で表現する(この間は四捨五入する)。
降水確率30%とは、30%という予報が100回発表されたとき、その内のおよそ30回は1mm以上の降水があるという意味であり、降水量を予報するものではない。
ちなみに、5%未満の場合は四捨五入によって降水確率0%になるので、降水確率が0%だからと言って雨が全く降らないというわけでもないそうです。
また、1mm未満の降水予想である場合は降水確率0%でもよいとされています。
どちらにせよ、降水確率0%と表示されていても、若干雨が降るかもしれないということですね。
降水確率70%の意味
引き続き、気象庁のホームページの情報を参考に話を進めていきたいと思います!
そもそも”降水確率”というのは一体何であるかはわかりましたが、例えば「降水確率70%」とは一体どういうことを示しているのでしょうか。
「東京地方の正午から午後6時までの降水確率は70%」という具体例を用いて考えていきましょう!
気象庁の降水確率は、先ほど見た通り、予報区内(この場合は東京地方)で一定の時間内(この場合は正午から午後6時まで)の間に降水量にして1mm以上の雨が降る確率(%)と定義されていました。
降水確率は降水の有無についてのみの確率を示すもので、その降水が連続的なのか断続的なのか、一時的であるとすればどの時間帯なのか、雨の振り方はどんな風なのか、どれくらいの降水量なのかなどについては全く示していません。
つまり、「東京地方のどの地点でも正午から午後6時までの降水量の合計が1mm以上となる確率が70%である」ということを意味していることになります。
ちなみに、「降水確率70%」というのは「70%の予報が100回出されたとき、およそ70回は1mm以上の降水がある」と言い換えることができます。
降水確率40%だから小雨、降水確率90%だから大雨というわけではない!
ここまでお話ししてきた通り、降水確率は1mm以上の降水の確率を示すもので、雨の強さについては全く示していません。
つまり、私が直感的に考えた「降水確率40%は小雨、降水確率90%は大雨」というのは間違いだったというわけです!
降水確率と降水量を一緒に考えてしまいがちですが、実は2つは別物で、降水確率40%で大雨の場合も、降水確率90%でほとんど雨が降ってない場合も十分あり得るのです。
お出かけの際は、降水確率を確認するのも大事ですが、同時に降水量にも気を配っておくと服や靴、持っていく傘の種類についても考えやすくなっていいかもしれませんね。
何はともあれ、早めに台風に備えたいと思います!