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Q:現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。

私は2013年4月に新卒としてゴールドマン・サックスに入社しました。大学時代はコンピューター・サイエンスを専攻していましたので、就職活動ではIT企業への就職を考えていましたが、偶然参加した1週間のサマーインターシップでゴールドマン・サックスのことを知り、この会社の文化、仕事、そして何よりも人に惹かれました。
 
自分が今まで専攻してきたITの技術、技術者を大事にしていこうという意識が会社にあることが何よりも感じられましたし、ゴールドマン・サックスでは基本的にソフトウェアも内製なので、ユーザーの要求やフィードバックがダイレクトに受けいれられることも魅力に感じ、入社を決めました。
 
現在はテクノロジー部に所属し、ビジネスに使われているコンピューター(サーバー)の管理、調整、それに関わる作業の自動化などを主に任されているチームで働いています。普段はパソコンの前で仕事するのがほとんどですが、出張も多く、1年目はニューヨークで2カ月間のトレーニングをして、インド、香港、韓国にも行きました。
 
 
 

Q:現在の仕事のやりがいはどういったところですか?

ゴールドマン・サックスはITの会社ではありませんが、パフォーマンスや安定性などの点において非常に高い技術水準が求められます。オーダーをいかに速く出せるかがキーポイントとなるビジネスもあって、最新の高度な技術を駆使した運用が必要とされています。そのため、新しい技術に常に敏感でいる必要がありますが、実際の現場の需要を意識しつつ新しい技術に取り組むことができる、とても貴重な環境だと感じています。
 
また、弊社テクノロジー部は非常にグローバルで、チームに在籍している社員の国籍もさまざまです。例えば、私の所属している東京のチームでは日本人は私ひとりだけです。
 
国籍、性別にかかわらず、さまざまな視点からのダイバーシティ(多様性)を大事にしていこうという社風と環境の中でキャリアを築き、広い視野を持った人間として成長していけることを目指しながら日々仕事をしています。
 
 
 

Q:大学時代はどんな研究をしていましたか?

大学、大学院ではコンピューター・サイエンスを専攻していました。もともとは人工知能に興味があり、大学入学時には漫画「鉄腕アトム」のアトムのような考えるロボットをつくってみたいと思っていました。
 
それで情報化に進んだのですが、実際に勉強をしてみるとコンピューティングが面白くて、大学4年生、大学院では、スーパーコンピューターなどでも走らせている、並列・分散コンピューティングに関する研究に取り組んでいました。
 
大学で学んだことが現在の仕事に直結して、すごく役立っています。でも自分専用のパソコンを購入し、コンピューターを本格的に使い始めたのは大学に入ってからです。それまでは、インターネットでwebページを見ているだけで、「私、結構コンピューターに強いかも」って思っていたぐらいでした(笑)。
 
 
 

Q:学生時代はどんな受験勉強をしていましたか?

私は広島の公立高校の出身で、吹奏楽部に所属していました。昔から理系科目が好きで、得意でもありました。通っていた高校は進学校で、塾にも通っていましたが、都会のトップレベルの私立進学校の人たちと比べると、不安に感じることもありました。でも普段の授業を中心に基礎を大事した勉強をすることで、実際は十分に戦うことができました。
 
具体的には、難しい問題の演習はもちろんある程度必要なのですが、それ以上に基礎レベルの問題を100%解けるように努力して、知識の定着を図りました。この方法が私の受験勉強にはうまくフィットしていたのかなと感じています。
 
 
 

Q:最後に将来の夢を教えてください?

これからもエンジニアとしてずっと働き、技術を突き詰めていきたいです。また、将来的には、人工知能に関わることにも何か携われたらいいなと思っています。
 
 


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なおゴールドマン・サックスでともに働く石井すみれさん(写真左)のインタビューも掲載しています。こちらをご覧ください!
 
 
 
(取材・文=川原田剛 写真=井上孝明)