内閣府、男女共同参画推進連携会議およびJ-Win(NPO法人ジャパン・ウィメンズ・イノベイティブ・ネットワーク)主催によるJ-Win W-STEM Networking Conference 2014 「一緒に語ろう!リケジョの未来」が開催されました!
Rikejoプロジェクトとしても、理系女子大学生団体凛および株式会社エンパブリックと共同でブース出展および分科会の企画運営に参加しました!
今回のイベントは、まだまだ少ない技術系女性リーダーのさらなる育成及び、技術系独自のキャリアプランの確立等のリケジョ支援およびW-STEMネットワークの設立の周知・ネットワーキングを目的に開催され、当日は、500名近いリケジョおよび様々な企業や支援団体が参加する盛大な会議となりました。
ブース出展では、各団体が活動のPRをしたり、また、他企業の出展者の方との交流をしました。各社および各大学のポスターセッションをみると、多様な分野でリケジョが活躍しており、また、様々な製品開発に関わっていることがこれでわかります。また、各社とも理系女性の育成や活躍推進に力を入れているということもわかりました。

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分科会ではラウンドテーブル「女性技術者のオンとオフ、丸ごと聞いちゃおう!」として、ゲストを囲んで、それぞれのお題についてディスカッションしました。
ラウンドテーブルのテーマは、以下の9テーマです。このお題は、理系女子大生団体の凛のみなさんの意見も踏まえて取りまとめたものです。

・大学の研究と企業の研究(仕事)何が違うの?
・女性技術者のキャリアアップ ・女性技術者の育成
・「働く」を哲学する -働くモチベーションについて-
・ワークライフマネージメント
・転勤と仕事 -企業での転勤について-
・私らしいリーダーシップ
・アメリカのリケジョ
・求められるコミュニケーション
・私のオンとオフ

 
アメリカのリケジョという部分では、米国での女子へのエンジニア教育が、低年齢層から始まっていることや、女子の思春期の特性を踏まえた教育のあり方などについてお話いただきディスカッションしました。例えば、高校などでエンジニアリング的な授業の中で、エンジニアリングの作品をチームでつくるようにすると、男女混合チームにすると女子は「私わかんない~」といって手を出さない傾向にあるようですが、男女別チームにすると圧倒的に女子チームの方が優れた作品を出してくるそうです。思春期の女子らしいかわいい特性が、理系教育といった面では負に働いてしまっているようです。
また、私らしいリーダーシップの中では、女性ならではのリーダーシップ像として「サーバントリーダーシップ」のお話が出てきました。引っ張っていく強いリーダーシップではなく、後ろからメンバーを押しながら支えるというもの。女性特有の細かさや心配りがこのリーダーシップに向いているとのこと、母親という経験もこの部分で活きているとのことで、出産や子育てがキャリアアップに必ずしも不利ではなく、むしろ有利に働くことにもなるそうです。
こうしたお話は、特に企業で働くイメージがあまりできていない学生さんにとってはとても新鮮だったようです。
各テーブルのディスカッションも興味深いものがありましたが、なんといってもそれを自主的に取りまとめ、発表する学生さんの優秀さ。論点を明確にまとめ、的確に話す。すばらしいです。大人リケジョの皆さんは感心し、「日本の将来は明るい」とまで。今回は、社会人と大学生の貴重な交流の場となったようです。
こんなにも企業に理系女性がいたんだ!というのが、理系女子大生凛のみなさんの率直な意見でした。そう、人知れず、理系女性は日本の技術を支えているのかもしれませんね。

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ぜひ、こうした会をきかっけにみんなでつながり、ますます「リケジョ」を盛り上げていければと思っています。