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*検査では、リラックスできるよう和やかな雰囲気をつくるようにしています

国立がん研究センターは、がんの検査や治療専門の病院です。私は診療放射線技師として、乳がん検診などで使うレントゲン「マンモグラフィ」の担当をしています。
国立がん研究センターにマンモグラフィを受けに来られる方は精密検査が多いので、疑いのある部分の見極めが肝心です。
マンモグラフィは乳房を圧迫して撮影するのですが、どういう方向でどのくらい圧迫して撮影すれば、しこりの正体を見極められるか、よく考えなければいけません。
また、乳房の厚みなどに合わせて照射する放射線の線量を最小限に抑えるのも、私たちの腕の見せ所。
診断は医師の役目ですが、診療放射線技師として画像を読む能力も必要ですし、センスも必要です。それと、実は明るさや対話力も不可欠なんですよ。
検査ではみな、緊張しているので、リラックスできるよう和やかな雰囲気をつくるようにしています。

*大きな装置を扱う姿に憧れて診療放射線技師に!

私は幼い頃、心臓外科にかかっていたことがあり、ずっと医療の仕事に興味がありました。
中高一貫校だったので高校進学時に文理選択があり、理系を選択。高校時代は生物が好きだったので、「バイオや遺伝子関係の勉強も面白そうだなぁ」と農学部も考えていました。
でも高3の夏にやはり医療系を目指すことにし、中でも大きな装置を扱って仕事する姿がカッコいい診療放射線技師になろうと決めました。

*医療現場は常に勉強が必要だけど、とても面白く意義のある仕事です

医療現場は、多くの装置があり次々と新しい技術が導入されるため、常に勉強が必要ですが、それも楽しみのひとつ。とても面白く意義のある仕事です。
診療放射線技師の活躍の場はいっぱいあります。私はいつかカテーテル手術のサポートができるようになりたいと思っています。

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( icon-pencil =峯田亜季  icon-camera =神谷美寛)