9/12に、「情報系出身リケジョのキャリアを考えよう! ~楽天で働く先輩リケジョとホンネトーク~」が開催されました。
楽天といえば、楽天市場に楽天トラベルなど、参加者の多くが利用したことあるサービスを提供している会社です。でも、そこで働く人たちがどんなことをしているのかは、イメージしにくいかもしれません。今回は、楽天の中でも、理系としてデータ解析や金融サービス開発に取り組む先輩リケジョお二人にお話をお伺いしました。
ショッピングや電子書籍などを通じた新しいサービスで社会に影響を与える
まずははじめに、グローバル人事部の木村有香理さんから、楽天についての説明がありました。楽天では、「インターネットサービスを通じて 人々と社会をエンパワーメントする」、つまりショッピングや電子書籍などを通じた新しいサービスで社会に影響を与えようという高いミッションを掲げています。創業時はわずか6名だったそうですが、今では社員が1万人という規模に成長しており、ネットでのサービス展開以外にも、プロ野球への参入や、リアルに商品を買えるショップの展開などもしています。そして、楽天といえば、公用語が英語であることは有名です。
木村さんからはこうした説明に加え、インターネット通販のサイトの裏の仕組みを少し教えてもらうことができました。お客様がクリックしたくなるような、わくわくするようなページや仕掛けをしているそうです。
また、こんなものも? というものも販売しており、それも魅力の一つともなっています。木村さんから紹介された珍しいものは、枝つき干しぶどう、こけしアレーなど。どんな人が買うんだろうという商品も売られているそうです。また、商品以外にも、クリーニングサービスも実施しており、とにかくニッチなものも売っているというのは楽天の魅力です。
そして、こうした中で、エンジニアの方々は、インターネットを使ったことがない商店さんがどうしたらインターネットで物を販売できるのか、どうしたら最適なページが作れるのか? 消費者のクリックを促すために最適な配置は?を常に検討し、サービス開発しているそうです。つまり、最新のテクノロジーを取り入れてお客さんがショッピングをもっと楽しめる仕組みを作っているということができます。
また、楽天には独特の企業文化があります。朝の朝会は名物行事の一つ。1000人くらい入れる会議室に全社員が集まり朝礼をするそうです。その他にも、グローバルエクスペリエンスプログラムなど、楽天の海外支社に、エンジニアがエントリーをして研修をすることができるプログラムもあるそうです。その他にも、社員全員で楽天イーグルスの応援に行ったり、アロハをきて仕事をするハワイアンサマーや、豪華ホテルでの誕生日会などなど、社員が楽しく働けるためのイベントもたくさんあります。
そして、公用語が英語に代表されるように、ダイバーシティの宝庫でもあります。特に中国や米国、韓国の方が多いそうです。楽天は、日経企業の中で、最もグローバルな環境かもしれませんね。
フランクに上司と話ができる風通しのよい会社である
次に、ビッグデータ部の落合恵理香さんより、お仕事についてのお話がありました。落合さんは学生時代に言語処理を専攻されていた経験を活かして、ビッグデータ部でお仕事をされています。
ビッグデータ部では、様々な種類のデータを蓄積・分析することで、楽天にある多種多様なサービスに活かしているそうです。
具体的には、日々大量に蓄積されるデータを元に、ユーザが興味をもっている商品を推測して表示させるレコメンデーションや、ユーザに検索されているキーワードを調べて、楽天のページ上に表示させるなど、楽天のサイト内の様々なサービスに活用されているそうです。大量のデータを扱うのは難しい面もあるそうですが、それができるのもビッグデータ部ならではの魅力だとおっしゃっていました。
そもそも落合さんが楽天の入社を決めた理由は、「日本にある一般企業とは違った経験を得ることが出来る」と思ったためだそうです。また、多くの国の人と一緒に仕事ができることも大きな魅力のひとつだそうです。実際に入社してみて、自分の考えを発言する機会が多く、サービスについてフランクに上司と話し合うことができる風通しの良い会社である会社だとおっしゃっていました。
各サービス同士で協力しながら シナジーを生んでいることを感じる
続いてご登壇いただいたのは、楽天の金融サービス部でシステム開発のお仕事をしている茂手木 愛美さんです。
現在楽天では金融関連の売り上げが約4割を占めており、楽天を支えている大きな柱となっています。楽天銀行に、楽天カードなど、ネットショッピングに関連したたくさんの金融サービスがあります。
茂手木さんは、その金融事業を扱う部署に配属され、最初は楽天銀行で金融セキュリティに関する仕事を手がけられていたそうです。楽天には海外のカンファレンスに参加できる制度があり、茂手木さんはセキュリティの仕事の一環で、タイで行われた国際的な金融ネット犯罪に関するカンファレンスに参加し、世界的に脅威を及ぼしている犯罪団体やインターネットウィルスについて、各国の警視庁に混ざりながら勉強する機会があったと話していました。
現在は、よりユーザに関連するシステム開発に携わりたいうことで、楽天宝くじの開発のお仕事をされています。具体的には、アプリケーションエンジニアとして楽天宝くじのサイトの構築・保守をしながら、銀行時代に身につけた金融の知識を活かしつつ様々な金融関連の案件を担当しているそうです。楽天宝くじの仕事では、どのようにしたらよりお客様に楽しんで宝くじを使っていただけるのかということに重点をおいており、その中では開発視点からアイディアを出す機会もあるそうで、日々営業と開発でお互いに意見を出しながらシステムを改善しているそうです。
茂手木さんが所属する金融サービス部は、とても国際色豊かで部の6~7割は外国籍の方だそうです。メールや打ち合わせなどでは公用語の英語でコミュニケーションをとりますが、積極的に相手の言語を勉強する機会もあるそうです。
入社するまでは、楽天といえば楽天市場がメインだと思っていたそうなのですが、入社してみて、「楽天市場の決済に楽天銀行の口座から引き落とす」「楽天カードで公共料金を払ったら楽天ポイントが付与され、そのポイントでお買い物ができる」等お互いに各サービスで協力しながらシナジーを生んでいることに感銘を受け、そのシナジーを自ら作り出していることにやりがいを感じているそうです。
発表の後は、楽天からの差し入れを囲みながら和やかに座談会です。お仕事の様子や、大学院に進学した方がいのかどかといったざっくばらんなぶっちゃけトークで、女子同士盛り上がりました。
【参加者の感想】
・仕事をする上で、女性視点というのがとても大事ということが聞けて、少し自信を持つことができました。
・楽天という会社の名前は聞いたことはあるが、どのようなことをしているかというのは大まかにしか知らなかったので、楽天市場以外のサービスもたくさんあるということを知ることができてよかったです。
・楽天という会社についていろいろ良い面を知ることができました。
・楽天は、部署の移動がしやすいところが魅力的だと感じました。
開講日:
2014年9月12日 19:30~21:00
※すでに終了しました
定 員:
20名 ※申し込み先着順
1.会社紹介
2.先輩リケジョの仕事紹介 2名
・私はこんな大学生でした
・なぜWEBエンジニアという仕事を選んだのか?
・なぜ楽天を選んだのか?
・働くということ などなど
3.ぶっちゃけトーク
先輩リケジョを囲んだぶっちゃけトークを展開!普段聞けない話が沢山聞けるかも!?
4.懇親会
落合 恵理香様
所属 :楽天株式会社 ビッグデータ部
出身 :お茶の水女子大学大学院/人間文化創成科学研究科/情報科学コース
2012年7月 ビッグデータ部 ターゲティング課 分析最適化グループ 配属(現在)
茂手木 愛美様
所属 :楽天株式会社 金融サービス部
出身 :会津大学コンピュータ理工学部・コンピュータ理工学科
2012年7月 楽天銀行(出向) システム本部システムセキュリティ統括室配属
2013年6月 楽天銀行(出向) システム本部システム基盤部へ異動
2014年6月 出向解除 金融サービス課金融サービス課金融サービスグループtoto・宝くじチームへ異動(現在)
事業内容 | インターネットサービス |
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設立年 | 1997年2月7日 |
資本金 | 109,530百万円 (2013年12月31日現在) |
従業員数 | 単体: 3,762 名、連結: 10,867 名(2013年12月31日現在) ※ 使用人兼務取締役、派遣社員及びアルバイトを除く就業人員ベース |
売上高 | - |
代表者 | 代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史 |
事業所 | 〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-3 品川シーサイド楽天タワー |
沿革 | 会社沿革はこちら コーポレートサイトはこちら |