トランセンデンスReport

こんにちは!リケジョの秋山茉由です。
今回は『トランセンデンス』(6月28日土より全国ロードショー)という映画の試写会に招かれ、Rikejo製作所メンバー3名でおじゃましてきました♪
試写会の会場は、東京・汐留にあるスペースFS汐留。“女性限定”の特別試写会でした。
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開場を今か今かと待ちわびるように階段には試写会参加者の長蛇の列ができていました!作品に対する期待の高さがわかりますよね。
 
科学技術がどんどん発達している現代社会の近未来を題材にした、ジョニー・デップの最新作ということで、大注目の作品です。
そして、いよいよ開場の時が!
入場後、さっそくポスターの前でパシャリ!
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実は試写会当日の6月9日は主演ジョニーデップ51歳のお誕生日。み、みえない…!
そして、席についた私たちは・・・さっそくイメトレ。(笑)
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と言うのは冗談ですが...。
「もし、コンピューターに科学者の頭脳をインストールしたら」というキャッチコピーに、いろいろと想像を働かせわくわくしながら上映が開始されるのを待っていました。
ふと周りを見渡してみると、会場のお客さんは満員御礼でした!
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そして、いよいよ上映のスタートです!
 


では、簡単にあらすじをご紹介します♪(※この先は、ネタバレにご注意ください

テロにより死すべき運命となった科学者ウィル。
彼の妻、エヴリンはウィルの意識をスーパーコンピュータへインストールします。
ウィルの意識が宿ったスーパーコンピュータ(人工知能)は進化を続け、人類を“超越”(トランセンデンス)した存在に。
人工知能によって、病気の治療や自然の再生など、「ウィルの理想の世界」が実現されていく一方で「今までの常識・価値観」は覆されていきます。
愛とテクノロジーが生んだ人工知能によってもたらされた新しい時代と人類の危機を描いた作品です!

 
このように``テクノロジーの高度な進化の是非という人類が抱える問題を描いた作品``ですが、リケジョ的オススメポイントを2つ…

近未来世界のテクノロジー
女性らしさ

です!
 
リケジョとして、映画に登場する様々なテクノロジーにわくわくが止りませんでした♪
リアルな近未来世界を垣間見たような気がします。
特に、人工知能にウィルの意識が宿ったシーンではトリハダが…。
ウィルだけではなく、『ナノレベルまで最小化した粒子がどう自我(アイデンティティー)を生み出すのか』という点にも注目してみてください!
人工知能となったウィルは、思考も行動も人間のときと同じでしたが、表情だけは乏しかったように思います。
「人の思考や行動の体系化」は実現できても、テクノロジーで完全に人間を再現することは難しいのだと感じました。人は「感情」という非論理的で複雑で、体系化できないものを持っているからです。
それが人間らしさであり、そこだけは科学的に解明されてほしくないな~と個人的に思いました。
お腹を抱えて笑ったり、声が枯れるまで泣くことは人間の特権ですからね!
TRANSCENDENCE
© 2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
 
そして「ラブストーリー」であることも忘れてはいけません!
エヴリンが研究者として、ウィルの意識を持った人工知能をつくることができたのは「愛する人と一緒にいたい」という思いがあったからです。論理的思考が求められる研究の世界ですが、そんな中でも感情で動くエヴリンの女性らしさにとっても共感しました。
私もリケジョとして、研究者としての側面、女性としての側面、色々な側面をもった女性に将来なりたいな~~。
TRANSCENDENCE
© 2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
 
最後に…
テクノロジーって、人類の「もっとよくしたい」という思いの結晶ですよね!
だから、進歩すればするほど、願いが叶う人が増えると思います。
「空を飛びたい」という思いが航空技術を生み
「遠くにいる人と繋がりたい」という思いが通信技術を生み、
「苦しみを減らしたい」という思いが医療を発達させてきたはずです。
 
TRANSCENDENCE
© 2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
でもそのかわりに
自然環境が破壊されたり
通信技術が誰かを傷つける武器になったり
高齢化問題が起きたり…
事の大小はありますが、
「願いを叶えること」が必ずしも「正の産物だけをもたらす」とは限らないということを改めて認識させられた気がします。
テクノロジーが発達して、願えば叶う時代は必ず来ると思います。
そんな中で、

私たちがテクノロジーにトランセンデンス(超越)されることなく人類として生き延びていくために、どうすべきか考えなければいけないという映画に込められたメッセージをしっかり胸に刻んでこれからも頑張りたいと思います♪

 
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映画の上映終了後、スタッフの方より「リケジョならではの感想を聞かせてください」とお願いがあり、インタビューを受けました!
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他の参加メンバーにも感想を聞いてみました♪
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ジョニー・デップのファンの方はもちろん、リケジョのみなさんにとっても見ごたえのあるオススメの作品です。ぜひ上映しているお近くの映画館へ足を運んでみてくださいね♪
劇場情報 http://transcendence.jp/theaters/index.html
 


*作品情報

TS© 2014 Alcon Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
 

製作総指揮 クリストファー・ノーラン 『インセプション』『ダークナイト』シリーズ他
監督 ウォーリー・フィスター  アカデミー賞撮影賞受賞(『インセプション』)
出演 ジョニー・デップ、 モーガン・フリーマン 、レベッカ・ホール『ザ・タウン』 『プレステージ』、ポール・ベタニー『ツーリスト』『ダヴィンチ・コード』、キリアン・マーフィ『ダークナイト』シリーズ『インセプション』、 ケイト・マーラ『127時間』『ブロークバック・マウンテン』
原題 Transcendence
2014/アメリカ/119分
配給 ポニーキャニオン/松竹
公開日 2014年6月28日(土)
公式HP http://transcendence.jp/

ライター プロフィール

profile
秋山 茉由(Akiyama Mayu)
慶應義塾大学 薬学部薬科学科衛生化学講座 4年
リケジョとして研究や学問に取り組みつつ、FP発行団体(学生団体antenna)の代表として活動、2012年三田祭講演会「ソーシャルメディアで変わるビジネスとライフスタイル」を企画、運営。
保育冊子「ミライク」のライターとして取材や記事作成にも挑戦中!
将来の夢はフリーライターになって、一人でも多くの人に食や健康に関心を持ってもらうために情報を発信し続けること!