先輩リケジョ1万人育成計画の活動の一環として、4/22と4/24に、30代前後及び30代の理系女性を対象とした「キャリアアップ及びキャリアチェンジに関する座談会」を開催しました!
理系女子カフェはこれまで、何回か開催していますが、「キャリアチェンジ」「キャリアアップ」とフォーカスした会は初めてです。ちょうど30代は、女性のワーク&ライフからみると、仕事や研究について迷いつつも、仕事人として成長していく大事な時期です。一方で、結婚・出産といったライフイベントとも重なることもあり、それぞれの人の道を決める一つのターニングポイントともなっています。今回、こうした理系女性の抱える実情を具体的なお話をしつつ、みんなで共有することができました。
理系女子のみなさんの共通の悩みは、成果の出し方。
「活躍したい」「役立ちたい」という意欲が高いのはリケジョ皆さんの傾向ではありますが、それを達成するにはどうしても、理系の仕事は「投入時間」や「能力」が大きく作用され、成果が比較的明確にでるためシビアでもあります。そういった中で、自分に能力があるのかと悩むところでもありますし、また、出産・子育てといったライフイベントとの両立の中でどうしても時間投入できない時にどのように成果をだしていくか、会社に貢献していくかも、また悩みどころとなってしまうのです。
また、意外だったのは、ステップアップ、キャリアチェンジの一つとして転職というものを考えたときに、「新しいことに挑戦したい」という意欲もまた高いということです。理系という素養は、みなさんの自信のベースとなって、「どんな仕事もできるだろう!」という気持ちにつながっているように思います。
一方で、理系の世界で生きている人達にとって、自分たちの理系であることの強みがなかなか見えていないというのもわかりました。だって、まわりはみんな理系だもんということで、もっと価値があるんだよという自信をリケジョのみなさんは持ってもいいのかもしれません。
座談会を通して感じられたリケジョの意欲の高さや、理系としての自信は、リケジョの「人材」としてのポテンシャルを改めて感じさせるものとなりました。
また、参加された方からも、他の業界の方と交流できて楽しかった。悩みを共有できてみんな同じと思って安心したと言っていただき、毎回ですが、つくづく理系女子の集まりは有意義だな、大事だなと感じました。私自身も素敵な新しいリケジョの方々の出会うこともでき、また、リケジョのキャリアについて新たな気づきを得る会となりました。
ドクターコースのリケジョの方より、座談会開催のご希望を頂いておりますので、またテーマを変えてこのような会を開催できればと思います。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!
参加者感想
「業種は違えど、リケジョの目指すことや、悩みは共通だと思った」
「キャリアや仕事も求めることには、多様で、可能性があることが分かった」
「普段出会えない人と出会えて楽しかった」
「ライフイベントと仕事の両立には、答はないと気付いた」
「社会人リケジョの他業界との交流の場がほしい」
(矢部)