とみきちさん、こんにちは。

確かに、日本の大学の数物系や電気系、機械系の学科には女性が少なく、大学によっては100人以上のうち女子が1人なんてこともよくあります。

理由はいろいろとあるはずですが、ひとつには数学・物理の難しさ、とっつきにくさが挙げられると思います。
高校の数３Cや物理も簡単ではありませんし、大学に入ってからも物理の講義に苦しんでいる人はたくさんいます。

ですが、だからといって、この分野において女性が不利になることは一切ありません。
私の周囲では、大学での物理や工学の研究を通して得た知識と女性ならではの観点を買われて、自分の希望する企業に就職した友人がたくさんいます。研究者の世界では、最先端の研究のトップに立っている女性もいます。

私が高校生のときは、クラスの中に物理選択の女子が自分一人しかいなくてかなり寂しい思いをしました。大学の物理学科に進んでもやはり女性は多くはいませんでした。
ですが、だからこそ、その数少ない女性の友人たちとの間には今でも深い友情がありますし、なんだかんだ先生方は優しいし（笑）、男女の区別なく、仲良く楽しく大学生活を送ることができました。

また、大学というのは中学や高校に比べて非常に開かれた環境にあります。物理学科の例を挙げると、最近では日本の各研究所などが、全国の大学で物理を学ぶ学生のための実習プログラムを開催したりしています。そういったイベントには女子学生もたくさん参加していて、日本中に物理女子（もちろん男子も）の友人ができます。自ら世界を広げてみれば、そのような機会がたくさんあります。

学問的興味があるなら、物理学は学べます。ぜひ目指してみてください。

とみきちさん、こんにちは。
私は工学部の機械系を卒業しました。
とみきちさんのおっしゃるとおり、女子は少なく、一割をきっていました。
それはやっぱり、イメージが先行しているからではないかと思っています。

「物理は女子には難しそう」
「男子が多そうだからいやだ」

そう考えて物理系や電気機械系に進むのをやめる女子が多いのではないかと思います。

ただし、女子には難しいなんてことはまったくありません！
私は一度も女子だから不利だと感じたことはないですよ。
国語より数学がおもしろいと感じているとみきちさんでしたら、絶対大丈夫です！
ぜひとみきちさんには、物理系に進んで好きなことをやってほしいです。

女子が少なくても、女子が多いサークルに入れば、女子の友達は学内にたくさんできますし、
どうしても男子ばかりというのが気になるのでしたら、女子大に行くという手もありますよ。

ぜひぜひ後悔しない進路選択をしてくださいね。