4月4日(金)、日本科学未来館で『 Riekjo ♡ 宇宙の旅 ~数学で星空をてもとに~』が開催されました。日本科学未来館の科学コミュニケーター・本田隆行さんが、小学生から大人まで約50名の宇宙大好きリケジョを “宇宙の旅” へとナビゲート。
今回は、その様子をご紹介していきます。
「この春で高校2年生です。私にとって宇宙は宝箱です★」
「高校3年生、18歳です。まだ分からないことが多い宇宙には、無限の可能性を感じます」
「今日の助手を務めます、27歳です・・・!」
・・・実は私、堀川も未来館の科学コミュニケーターとして、僭越ながら先輩リケジョとして、参加しました。さらに、Rikejoでもお馴染みの先輩たちが、強力なサポーターとしてイベントを盛り上げました!
さて、宇宙と私たちをつなぐ今回のテーマは「測る」こと。
宇宙を「測る」と、自分が「分かる」?
例えば「あなたが今いる場所を正確に教えて下さい」と言われたら、どうしますか。日本?(会場の)未来館?お台場?
正確に位置を表すことは、意外と難しい。そもそも、自分がいるこの場所を、この世界を知るためには、ちゃんと測ることが必要です。そこで、用意されたスペシャルアイテムがこちら!
1メートルの紐 と 分度器(特大サイズ)。さぁ、昔の人のやり方に挑戦です!
「この会場の天井の高さは何メートルでしょうか?」
さすがRikejoの皆さん、見事なチームワークで測量をこなしていきます
日本を歩いて測った伊能忠敬も、この方法で富士山の高さを測ったとか
答え合わせをしてみると、最も正解に近づいたチームで、誤差は約3% でした。
いよいよ、天文学と数学のつながりが見えてきました。
宇宙の姿が知りたい!そこで登場したのが「3D星座」です。
夜空を見上げ、星座の星を結ぶと、すべて同じ球面上に並んでいるように見えます。しかし、実際は一つ一つの星と地球との距離は異なります。「3D星座」では、手のひらサイズにぎゅっと縮めた縮尺で、立体的な星座を再現!
こちらは完成した3D星座(北斗七星)
中を覗くと・・・奥行きが感じられます(カシオペア座)
今回のイベントでは、ワークショップの他にも、未来館の「VRシアター」や地球の姿をリアルに映すディスプレイ「ジオ・コスモス」*などを見学し、様々な角度から宇宙を感じとりました。
*VRシアター、ジオ・コスモスは日本科学未来館の常設展示です。
日本科学未来館 http://www.miraikan.jst.go.jp/
数学で星空をてもとに。みなさんも宇宙に一歩近づいてみませんか?
(日本科学未来館 科学コミュニケーター 堀川 晃菜)
★ まだ間に合う!宇宙に関するイベントのお知らせ ★
日本科学未来館イベント情報
南十字星の空に巨大望遠鏡を向けて -オーストラリア天文学者が語る宇宙のすがた(要申込)
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1404261516482.html