プロローグ
それはリケジョ製作所所長のFacebookのこんな投稿から始まりました。
明けましておめでとうございます。
本年は、
リケジョの流行語大賞
リケジョのフルマラソン完走
リケジョ大学
やります。
宜しく助けて下さい。
はじめまして、皆さん。
アメリカ生まれのランニングメソッド「チーランニング」を教えている中島貴裕です。
効率的で、怪我が未然に防げる革新的なランニングメソッドとして、アメリカを中心とした英語圏に広がっているチーランニング。
創設者はアメリカ人のダニー・ドライヤー。もともと故障の多いランナーで、何故痛みが生じるのか?を突き詰めた結果出来上がったランニングメソッドで、バイオメカニクスに基づいた理論であることから、効率を重視するランナーやトライアスリートはもちろん、ロジカル思考のビジネスマンなどもチーランニングを実践しています。
ダニーがNASAでロケット設計者たちに、レクチャーしたときの有名なエピソードがあるのですが、ダニーのレクチャーを設計者たちが採点したのだそうです。
「俺たちはランニングなんかしないが、アンタのレクチャーを採点してやるから、やってみろ」
と言われたのだとか。
ダニーのレクチャーが終わったあと何が起きたと思いますか?
皆さん、走りはじめたんです。ランナーになっちゃったんです!
http://youtu.be/edvuRItOasg
こんな話をダニーに聞いていましたので、日本でも機会があれば理系な方々にチーランニングを教えてみたい!と、常々思っていました。
そんな中での所長の投稿でしたので、即コメントし、是非手伝いたい旨を伝えた結果、こうしてリケジョランナーの皆さんにチーランニングを教える事となりました。
おい!一本歯下駄はどうした?
と思っている皆さん、これから彼女たちが、天狗の如く下駄で走りはじめる事になりますのでもう少しお付き合いを。
● ライター プロフィール
1972年生 41才 新潟県出身
登山の下山中に転倒し右足首靭帯断裂、スキーで転倒し右膝半月板損傷し摘出手術。右足はボロボロだったが、以前勤めていた職場の同僚に誘われ、勢いで長野マラソン出場。5時間10分で最終ランナーとしてゴール。足の痛みと、恥ずかしさで、全く感動もなし。帰りに寄った蕎麦屋で食べた蕎麦はトイレで全部吐くという始末。もう二度とマラソンはいい、と思いながらもリベンジしたい気持ちも捨てきれずにいた中たまたま書店で手にした本が「気ランニング」だった。 実践したところ、楽に走れる感じだったので、しっかり習いたいと思い渡米。ついでにインストラクターの資格も取得。2010年より指導開始する傍ら自分でも練習し、人生2回目のフルマラソンは3時間30分6秒。現在はいかに楽しく練習しスピードを上げるかが専らの関心事。チーランニングワークショップ受講者の延べ人数は300人。ダイエットの為にランニングを始めたい!という女性からウルトラランナー、サブ3ランナーからトライアスリート、小学生から70才ランナーまで、幅広く教えている。