リクルートテクノロジーズ社とRikejo製作所の有志メンバーがタッグを組み、女性がアクセサリー感覚で身につけられる新しいウェアラブルデバイスをデザインしていくプロジェクト(前回までの記事はこちら)。ついに、ついに、このレポートも最終回を迎えました。
 

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前回は、デザインとプロデュースに携わったRikejo製作所のメンバーたちが、完成したウエアラブルアクセサリーを初めて手に取る様子をレポートしました。完成したアクセサリーのクオリティの高さに、メンバー一同大感激!でしたが、実はこれがゴールではありません。これらアクセサリーをメディア関係の皆さんに発表する“お披露目会”を開催し、それぞれのデザインや機能をアピールすることが、Rikejo製作所メンバーに課せられた最後のミッションです。
 
というわけで、2015年3月某日、渋谷「TECH LAB PAAK(テック・ラボ・パーク)」で、「現役女子大生によるウエアラブルお披露目&体験会」を開催しました!
 
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当日は、イベント開始前から多くのメディア関係者の方が会場に訪れ、記者席はすでに満席! 予想以上の盛況ぶりに、これから登壇するメンバーたちは一様に緊張気味。「カンペを用意して来ればよかった……」と、いつもはクールなリケジョたちも、どうにも落ち着かない様子。会場にすでにディスプレイされているアクセサリーには、早くもカメラを向けている人もいたりして、その反応が気になりながらも、この後ステージで行うプレゼンテーションのことで皆頭がいっぱい。大丈夫! 並々ならぬ思い入れで完成させた、いわば愛しい子どものようなアクセサリーたちだもの。きっとうまくいくはず☆
そして、いよいよ予定時刻の18時。お披露目会がスタート!
 
司会者さんがイベントスタートのアナウンスをし、今回のプロジェクトに携わった女子大生メンバーたちがステージに上ります。我らがRikejo製作所チームのほかにも、別チームで動いていた女子大生チームがあり、そちらのデザインも大いに気になりますが、壇上のリケジョたちは、いまはそれどころじゃなさそうです。少し笑顔が固いのはご愛嬌(笑)。
 
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最初にもう一方の女子大生チームのメンバーから、それぞれのアクセサリーのプレゼンが行われます。この日初めて他チームのデザインを見たリケジョメンバーたちは、そのプレゼンを熱心に聞き入っていました。ファーをあしらったブレスレットやべっ甲の大胆なバングルなど、リケジョチームとはまた違ったアプローチのステキなデザインで、こちらもさすがのクオリティ。
 

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次はついにリケジョチームのプレゼンタイム。チームBの山本さんがトップバッターです。持ち時間は1人1分。短いようで意外と長い(?)この60秒間に、思いをこめます。
 
「半身浴や料理の時にも使える、濡れても大丈夫なブレスレットです。中にあしらったプリザーブドフラワーにこだわりました!」
 
堂々としたアピールにカメラのフラッシュがたかれます。
 
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続いて、同じくチームBの田坂さん。ベンゼン環モチーフの時計型ブレスレットです。
 
「クール&フェミニンをテーマに、科学とオシャレを両立さえたスリムタイプのブレスレットです。」
 
会場内では“ベンゼン環”という言葉に反応する記者さんの様子も見てとれました。
 
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そして、ヘアゴムタイプのアクセサリーを作った石田さんにマイクが渡ります。
「アーバンリッチをテーマにした、シンプルかつ高級感のあるデザインにこだわりました。ヘアゴムとしてはもちろん、ブレスレットのように腕につければ、両手がふさがっているときでも、着信を確認することができます。」
 
とにかく緊張したと言っていた石田さんですが、しっかりアピールできていました☆
 
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続いてはチームAの3種のデザインを大沼さんと大澤さんがプレゼンします(もう一人のメンバーである筒井さんは研究活動で会場入りが遅れていたため)。
 
1つ目、ロケットタイプのデザインがスクリーンに映され、「女の子が大好きな要素を入れこみました。着信で中のラインストーンが光ると、フタを閉めた状態でもレースの隙間からさりげなく光が洩れて、シーンを選ばず身につけられます。」
 
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続いて、こちらもこだわりのデザイン、“ベンゼン環モチーフ”。
「ヘアゴム、ブレスレット、クリップと、アタッチメントを変えることで様々なアクセサリーとして身につけることができます。ベンゼン環の六角形が美しく見えるカットにこだわりました。」
 
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最後は、イベント開始前から会場での注目度が高かったスノードームタイプのペンダント。
 
「中に入れるモチーフとして3種類を作りました。ダイヤモンドの分子構造をモチーフにしたもの、乙女座の星の配置を立体的に表したもの、そしてメリーゴーランド。デバイスが作動するとライトがついて、中のラメパウダーに反射して幻想的です。」
 
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全員が滞りなく、見事にアクセサリーのアピールポイントをプレゼンすることができました。
記者さんたちの目もステージに釘付けで、次々に登場するアクセサリーに興味津々といった様子。かなりの手応えを感じました。
ここでメンバーたちはステージを降り、それぞれのアクセサリーを展示したテーブルへと移動。ここで、記者さんたちからの質問やインタビューに対応します。
チームAの筒井さんも、急いでかけつけ質疑応答タイムに間に合いました!
 
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この日、記者さんたちから一番多く質問を受けたのは、やはり“ベンゼン環”について。
「ベンゼン環というのは、どういうものなんですか?」「リケジョにとっては、やはりこだわりの形なんですか?」「この六角形にそんな意味が込められているなんて面白いですね」などなど、多くの方の関心をひいていました。
 
そうした質問を受けるのはメンバーたちも嬉しいようで、熱く語っていました。
 
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予想以上の反響を受けて、メンバーたちもすっかり緊張が解けたようで、その後はそれぞれのアクセサリーに紐づいたアプリの機能についての説明も、滑らかな口ぶりで話していました。
 
アプリの機能の中では特に、スマートコンパスという、目的地に近づくとアラートで知らせてくれたり、また、目的地と違う方向へと離れすぎた場合にも知らせてくれる機能や、終電アラームという、終電時間が近づくと現在地から自宅へ帰る経路を表示して知らせてくれる機能などに注目が集まっていました。
 
「これ、実際に販売する予定はないんですか?」
 
そんな質問も数多くいただき、メンバーたちも本当に嬉しそう。
 

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イベント終了間際まで、多くの記者さんがひっきりなしに展示テーブルを訪れて、写真を撮影してくださったり、興味を持ってインタビューをしていただきました。どのアクセサリーも予想以上の好評価を口にしていただけて、メンバーたちも充実感でいっぱい。
(このイベントの様子は、その後様々なメディアに取り上げられました。関係者の皆様、ご来場ありがとうございました)
 

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最後に、リクルートテクノロジーズ社の米谷さんから、今回のウエアラブルアクセサリーのプロジェクトについて総評をいただくことに。ドキドキするメンバーたちでしたが、米谷さん開口一番の「サイコー!すごくいい」の言葉に、思わずガッツポーズ。
 
「ウエアラブルを身につけようと思っていない層に向けて、身につけてみたいと思わせるような解決策を模索するための企画でしたが、それが見事にカタチになっている。素晴らしい」と、さらにありがたいお言葉も。
 
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2014年8月にプロジェクトチームが発足して、約7ヵ月にわたってのデザイン・プロデュース。
デザインの細部にこだわりすぎて、プロダクトデザイナーさんを困らせたこともありました。本当にこのデザインでいいのか、決めきれずに悩む日々もありました。でも最終的にでき上がったアクセサリーを手にして、「妥協しなくて本当によかった!」と、この日誰もが達成感を味わいました。
 
決して手を抜かない、目標に向かって最後まで諦めない、クールに熱いリケジョ魂を見せてくれたメンバーたちには、心から拍手を贈りたいと思います。そして、彼女たちをしっかりサポートし、思いを鮮やかに具現化してくださったプロダクトデザイナーさんたち、的確なアドバイスをくださったリクルートテクノロジーズ社の方々、その他、多くの関係者の方たちのお力がなければ、このゴールを迎えることはできませんでした。Rikejo製作所のメンバーに代わり、この場で御礼申し上げます。
 
今回のプロジェクトはこれで一旦終了となりますが、これからも引き続き、Rikejo製作所は様々な企画で活動を続けていく予定です。今後の活躍をお楽しみに♪
 
 


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